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『コンバージョンを獲るランディングページ』を読んで、ざっくり。

インフルでぶっ倒れてたので、更新が遅れ、リズムが乱れました。再スタートです。

今回読んだのは、『FREE WEB HOPE』という会社の代表の相原さんが書いた本。読んだ感想をひとことで書くと、

「基本ををちゃんとやれる人が、LPをうまく作れるんだろうな」

でした。これはもう何事もそうかもしれないですね。この本に書かれていることは、ちょっとマーケティングのこと知っている人からしたら、そこまで専門的なことではないでしょう。でも、やれるかどうかは別。

あまり無駄な内容がなかったので、具体的なことを書くと内容を公開してしまうことになりそうなので、フワッとざっくり書きます(なお、プログラミングでの実装などの技術的な内容、LPを活用したWeb広告については書いていません)。

<目次>
1. LPの目的とは
2. LPをつくり始める前に
3. 顧客のニーズを知る方法
4. 実際に作る
5. まとめ

1. LPの目的とは

クロージングです。絶対ではないけど、基本的にLPを見るのは顕在層の人たちになると思います。ペライチの場合は特に。そもそもターゲットしっかり絞ってるはずですしね。すでに興味を持っている、悩んでいる人が見るものだと思います。

で、LPで成果をあげるためにキモになるのは、次の2点かなと思いました。

・戦略をしっかり練る
・最適化する

これらをしっかりやっていくためにも、競合やターゲットニーズの調査に注力することが必須になります。

2. LPをつくり始める前に

基本的に重要度の割合としては、8:2 = 戦略:実行、です。マーケティングにおいてはまず間違いなくそうですよね。で、戦略を作る為に何をするかというと、下記になります。

・社会分析
・市場 / 競合分析
・ペルソナ設計 / ニーズ分析

結局成果が出る人と出ない人の違いは現実に存在していて、こういうところを妥協せずにどれだけやれるかによるよなぁと思いました。

↑ 社会全体、業界全体を読んだ上で、しっかりと顧客を理解する。

↑ 競合分析。Web検索などを活用して競合のスペック(売上、資本金、従業員数など)と、競合の行動をリストアップする。

成果をあげるLPを作るために、この工程を突き詰めてやれるかが分水嶺になるでしょう。

3. 顧客のニーズを探る方法

顧客のニーズやトレンドを探る方法として手っ取り早いのがWeb検索。準備も特にいりません。サジェスト(キーワード候補)を活用して、需要のあるキーワードを探します。

人々の興味関心を探る方法は他にもあります。確実に答えが見つかる、という訳ではありませんが、仮説の材料にはなります。例えば、下記なんかも材料になるかもしれませんね。

・本屋
・Amazon
・口コミサイト

もちろん、下記のツールはとても有効ではないかと思います。仮説の材料になりそうなものは全て収集するくらいのイメージでやれば良いのではないでしょうか。

・Google キーワードツール(予想クリック単価などを知る)
・Google トレンド(検索需要の推移の確認)
・Google キーワードプランナー(検索ボリュームを調べる)
・Google Search Console(自分のサイトに検索エンジンからの流入アリ時)

もちろん、会える人がいるなら会った方が良いと思います。実際にインタビューしたり観察すると定量的なこともわかりますしね。

こういった調査と仮説づくりをしっかりやっておくと、LPを最適化していく際の精度が上がるというのが大きな利点の一つかと思います。

4. 実際に作る

基本的な流れの作り方(本の中では「鉄板」として紹介されていました)が記載されていましたが、これを公開すると著者の方に申し訳ないと感じます。そこで、LPの話ではありませんが、伝え方を設計する際の別のアプローチを紹介しておきます。これをLP向けに特化させると、本の中で紹介されていた「鉄板」に近づくかと思います。

人間の学習タイプのお話の一つに4MATというのがあります。4ってついてる通り、これは4つにまとめられているのですが、人に物事を説明するときなんかに、これが意外と役に立つのです。

Googleで検索するとこんなのがいっぱい出てくるので、詳しく知りたい人は調べてみてください。

メモ程度に簡単に書いておくと、こんな感じかと。

Why・・・理由を知りたい
What・・・根拠、データを知りたい
How・・・全体像やステップ、方法を知りたい
If(What if)・・・やってみたい(得た知識やスキル)

どの要素が強いかは人によるので比重は変えつつも、基本的にWhy、What、How、Ifで組んでいくと、乱暴に言ってしまえばどんなタイプの人にも納得してもらえます(ちなみにIfタイプの人が一番少なかったと思います)。あと、理解しやすい流れでもある。

今回読んだ本はLPについての本ですから内容は特化してましたが、個人的には概ねこれとそこまで変わりはないかと思いました(ちなみに様々な方法論や考え方があるとは思うので、これが全てではないと書いておきます)。

ちなみに、たとえばこの4MATに当てはめるだけでは、もちろんダメで、下記のようなことを考えた上で構成は作る必要があると思います。マーケティングの基本で必須でもありますよね。

・顧客は誰か
・顧客は何に悩んでいるのか
・痛み、欲は何か
・あなたの商品はどのように問題を解決するのか
・なぜそう言えるか 
                     etc.

5.まとめ

LPについての本を読んだのは、これが初めてでしたが、LPの奥深さを感じました。単に深く考えず作るだけならまだしも、ここまで考えてやるのは、片手間にできることではないなと。

一口にLPOといっても様々な知識・スキルの上に成り立っていることを実感。例えば、こんな感じ.....

・マーケティング
・Web広告
・情報設計
・デザイン
・コピーライティング                   etc.

個人的にはとても勉強になりました。まだLPを作ったことのない人にも、改めてLPを作る上で大切なことを整理したい人にもおすすめです。制作に携わる機会があるなら、読んでおく価値は十分にあると思いました。







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