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No.158【ダイエットQ&A】遺伝子ダイエットってどうですか?

こんにちは。

オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。

さて、今日もダイエットのお話をしますね。

Question:
「遺伝子ダイエットってどうですか?」

「肥満医遺伝子検査ができます」と謳い、体のどこに脂肪がつきやすい、糖質で太りやすい、脂質で太りやすい、タンパク質合成が苦手で筋肉がつきにくい、どのような運動方法がいいのかなどと、遺伝子に合わせた最適なダイエット方法を調べて、遺伝子検査結果に合ったサプリメントを飲むと痩せるというものが遺伝子ダイエットですね。

Anser:
「占い感覚でやるのならいいと思います。ですが…」

遺伝子を調べて太る理由を解明して、肥満を解消する食事方法や運動方法が分かると聞くと、なんだかスゴく効果がありそうな感じがしますよね。

また太るのは遺伝子が原因だったと言えば、これまでダイエットが上手くいかなかった理由を遺伝子のせいにもできますから、とても魅力的に聞こえますよね。

そんな遺伝子ダイエットですが、結論から言うと占い感覚でやるのはいいと思いますが、それでは上手くいかないと思いますというのが、僕の見解です。

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その理由は2つです。

体脂肪合成遺伝子は50以上で調べるのは数種類

まず一つ目ですが、体脂肪を合成するのに関わる遺伝子は50以上あると言われています。

しかし遺伝子検査ダイエットで調べているのは、たったの数種類です。

体脂肪合成に関わる遺伝子全体の数種類を調べただけで、何が分かると言えるのでしょうか。

コロンビア大学の生命論理学者で臨床精神医学の教授のRobert Klitzman氏は遺伝子検査について「1冊の本を読もうとするのに、各ページの1文字目だけを読んでいるようなもの。得られる情報はおのずと限られている」と述べていたそうですが、本当にその通りだと思います。

全体の一部分だけで全体を判断しようとするのは、無理がありますよね。

効果や生産性ではダイエットは上手くいかない

そしてもう一つの理由は、痩せる食事方法や運動方法が分かったところで、それを継続できるかは話は別問題です。

世の中には無数のダイエット方法があります。

これまで様々なダイエットを試してきたけど続かなかったのは、効果が出なかったからという理由もあるかもしれません。

しかし多くの場合は、何かしら理由があって続けられなかったのだと思います。

ですから、例え自分に合った最適な食事や運動方法が分かったとしても、続けるのはむずかしいのではないでしょうか。

ダイエットは効果や生産性で考えていても、上手くいくことは難しいと思います。

ダイエットは方法論ではなく継続が最も大事で、根本は生活習慣改善なのですから。

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痩せるサプリはない

遺伝子検査によって最適なサプリメントを飲むと痩せるって、飲むだけで肥満が解消されるのであれば、病院の肥満外来で真っ先にやっているでしょうし、それだけ効果のあるサプリメントが医薬品に指定されないのは不思議だと思います。

サプリメントは健康補助食品ですからね。

ということで、遺伝子ダイエットは話のネタや占いとしてやるのには良いと思います。

いつも言っていますが、ダイエットはエネルギーの収支、一日のエネルギーの分配率、三大栄養素の分配率が基本ですからね。

それをどのように生活に落とし込むかです。

ということで、今日は以上です。

僕も体づくりを頑張りますので、あなたも頑張ってください!!

もし、ダイエットでお悩みがありましたら、気軽に質問していただきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆

また明日(^O^)/

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