赤ちゃん_3か月

【赤ちゃんの発達】 3~4か月健診

こんにちは。

今回は小児科医の先生から学んだ、子どもの発達について書いていきたいと思います。

主には各年齢ごとの正常発達とはどうゆうものか、についてを各時期で行われる健診内容を踏まえて書きたいのですが、、

一点伝えておきたいことがあります!

それは必ずしもこの年齢でこれができていないから、うちの子は病気なのかもしれない、、だとか他の同じくらいの年齢の子は、できているのにうちの子は出来ていない、、とネガティブな考えをもたないようにということです。

発達においては一人一人のペースで、それぞれ同じ段階を踏んで成長していきます。その中で行われる健診時に、要観察なのか治療すべきかの判断をドクターがされています。

この健診の知識を子どもの一番近くにいる親の方が、なんとなくでも診れたらいいのかな、と思っています。(比較ではなくその子の現段階の発達を把握する事)

今回の記事を読んで、うちの子に当てはまるかな?これってどうなんだろう?と、少しでも気になって、気づきのきっかけになる投稿が出来ればと思っています。

では早速、3~4か月における健診内容についてです。

【体重】 

体重の増加は1日に15~30g程度であると言われています。

【体型】 

胸囲>頭囲(差 約1.2~1.5㎝)体に平らな形や変形がないかを観察します。頭部の拡大は自閉症、発達遅滞、水頭症のリスクが考えられます。昔のデータで申し訳ないのですが、3~4か月男41.4㎝・女40.2㎝(昭和45年厚労省値)となっております。(あくまで平均値で個人差があるので、身長や胸囲との比較で考えて貰えればと思います)

【原始反射】

様々あるので詳細はwikipedeiaを張り付けておきます。

1歳までの健診では非常に重要で、反射が正しい時期に表れているか、もしくは消失(統合)しているかを見ています。消失と聞くとネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、全くそんな事はありません。消失する事で次のステージに上がれる(統合される)、そんなイメージです

例えば足底把握反射(足の裏を触ると指がぎゅーっと曲がる)があり、10月頃には消失(統合)するのですが、これが消失する事で歩けるようになる、などです。逆に言うとこの反射が10月以降も続くようであれば、歩く時期が延びるという事です。

原始反射は様々あるのですが、この時期で大事なのは3つです。それぞれの詳細はリンクからwikiを見て貰えればと思います。(すみません、画像が著作権とかで中々で見つからなくて、、)

1つ目は非対称性緊張性頚反射(ATNR)です。長くてわかりくいですね、、フェンシングをしているような姿勢ですが、この反射がなくないと何が問題なのか、それは寝返りができないという事です。

2.3つ目は引き起こし反射視性立ち直り反射です。これは首の座りが関係します。

以上をまとめると、、、、

『姿勢』 診て欲しいのは以下の3つです!

・うつぶせが出来る事  ATNRの消失(寝返りが出来る)

・うつぶせで頭をあげれる事 理想は45度程度(首が座っている)

・うちぶせで肘が肩より前にでて支えられる事(背中をそるイメージ)

表紙の画像の子のイメージです、、(2~4か月くらいかな~フリー画像からなので何とも言えないですが、笑)

【聴力】

この時期から音のする方向に顔を向けたりします。4か月を過ぎても音に反応が全くない場合は、ドクターに相談して早めに検査してもらうのが、いいと言われています。

【視力】

この頃から徐々に笑うようになったり、動くものを目で追いかけたりします。ただこの時期の視力は0.05~0.1と言われているので、なるべく近くでスキンシップをとった方がいいとの事です。好む色は赤、緑、茶色←アンパンマンが人気な理由?! 

【人への興味】

視力のところでも書いたように、3か月を過ぎた時期から目を合わせると顔を追ってくれたり、笑ったりします。ただ視力は0.1程度なので、近くで歯をみせてコントラストをはっきりさせる方が反応がいいと言われています。


今回書かせていただいた内容は、あくまで作業療法学科の学生が講義内容と自分なりに調べて書いたものです。もし見られた方でここは違う、など修正があれば大変お手数ですがご教授下さると大変助かります。

以上、最後まで読んで下さり有難う御座いました。


引用元:福田恵美子,コメディカルのための専門基礎分野テキスト 人間発達学 改定4版.株式会社中外医学者







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