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いつかその日が来る前に

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大切な人の介護やお別れの前に知っておいて頂きたい医療知識をまとめました。その日は突然やって来ますし、慌てて知識を探しても感情的になり考えがまとまらないことも多いです。
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記事一覧

遺族に何と声をかけるべきか

こたろうです。ホスピスを経て、2013年からは開業し訪問診療を行っており、在宅療養者の診察や…

こたろう
1年前
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【2023年版】難聴の高齢者と話すコツ~お役立ちグッズ紹介

※この記事は2~3分で読めます。 高齢者医療や介護の場面で、難聴のために高齢者との会話に困…

こたろう
1年前
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配偶者の最期、感情と理性

大切な家族を失うとき、人は感謝し冷静に現実を受け止めようとする自分と、怒り、惑い、悲しむ…

こたろう
2年前
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患者が「捨てられる」とき

『捨てられる患者 ver.1』、今日はこの、松嶋先生の記事を読んで考えたことを書きます。ショッ…

こたろう
2年前
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脳梗塞は突然に

初めて「お出掛け記録」以外の記事を書きます。 先日、父が突然脳梗塞に襲われました。 今は退…

音野 粒
7年前
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心肺停止と警察

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、自宅で暮らしていた患者さんが心肺停止となり救急車を…

こたろう
2年前
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「訪問診療」を知っていますか?

この記事は全部読むと5~6分くらいかかります。自分にはあまり関係ないという方も、よろしければ目次から、『こんな場合訪問診療をお勧めします』だけでも、一度ざっと読んでもらえたら嬉しいです😊 この記事は、体力や足の筋力が落ちてしまい通院が大変になって来た方、あるいは病院から「訪問診療」を勧められている方に読んでいただきたい記事です。しかし70代以降の親を持つ多くの方は、いつか必要になるかもしれないので、出来れば知っていただき、必要な時に思い出してもらえたら…と思っています。

これからの緩和ケアの話をしよう

「緩和ケア」ほど誤解されている言葉はなかなかないように思います。ですのでまず、そもそも緩…

こたろう
2年前
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「事故物件」は3年で消える?

この記事は3分程度で読めます これまで曖昧だった 「事故物件」という言葉。 入居者が入居し…

こたろう
2年前
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コロナとACP

コロナウイルスの中等症に なった患者さんで 遺書を書く人が少なくない そうです。 この記事…

こたろう
2年前
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入院によるリロケーションダメージ

リロケーションダメージとは 住み慣れた場所から 見知らぬ場所への引っ越しや 施設入居によっ…

こたろう
2年前
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認知症の「易怒」に薬を使う

認知症の患者さんは たいがい機嫌が悪いです。 診察室などでは逆に 不自然なくらい にこにこ…

こたろう
2年前
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介護で感じたこと

人生後半に差しかかり…と思っていたら、 90、100歳でお元気な方がたくさんいらっしゃると今や…

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親を施設に預けるという選択#1〜母をグループホームに預けた時のこと〜

以前の記事でも何度か書いていますが、うちの母は施設でお世話になっています。グループホームで約六年過ごしたあと、特養に移って二年が経ちました。今日は母の施設入居の経緯について、書いてみようと思います。 母が認知症を発症して間もなく私の結婚が決まり、家を出なければならなくなったので、私は母のサポートと家事のため、長女を妊娠しても毎週のように泊まりがけで実家に通っていました。出産後は自分が休むためというより、母と実家が心配だったため里帰りをしました。久しぶりの実家の荒れ具合に驚い