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事業会社では エンジニアやデザイナーが成長できないこと

このnoteについて
・事業会社で働いている、または転職を考えている
 エンジニアやデザイナー向けです。
・事業会社だからこそ成長できないこと
 事業会社だからこそ成長できることをがわかります。

このnoteを書くキッカケは、事業会社に新卒で入社して6年、30歳に近づき色々と考える中で事業会社で働くメリデメをより強く感じ始めました。
今、事業会社で働いている人、これから就職や転職しようとしている人の参考になればと思っています。

事業会社で働くメリット

一言で書くと、どうやって事業を大きくしていくかを皆で考えながら作り上げる経験ができるということです。
転職市場では、その人がどの会社にいたのかは評価軸に必ず入ります。
だからこそ、事業会社で働いていたというだけで、事業がどのように作られてきたのかを知っているという見方をされます。

だからこそ、ただ与えられた仕事だけをしている人は淘汰されます。
なぜ今のタイミングでこの方向性でいくのかを理解して、その上で業務をやらなければいけません。
それができなければ受託会社との優位性が得ることができないわけです。

そしてもう一つ。
自分ではまだできないけど、チャレンジしたい業務にチャレンジできる可能性があるということ。
例えば、デザイナーとしてバナーデザインだけでなく、プロダクトデザインもっというとプロダクトマネジメントなどにチャレンジできる可能性があります。
もちろん受託会社でもできないわけではないでしょうが、可能性は比較的低いと思います。
クライアントの求める範囲でしかチャレンジしづらいからです。
これはフリーランスでも同じことが言えます。

これらのメリットを享受したいのであれば、圧倒的に事業会社で働くことをオススメします。
そして当時にこのnoteの本筋である、成長できないこともあります。
それらを踏まえて就職活動をしないと、自分のありたい姿にはなれません。

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事業会社で成長できないこと

事業会社と比較されるのが、受託会社です。
受託会社は今の自体では悲観的に捉えられることが多いかと思います。
でもそれはただの思い込みにしか過ぎません。
受託会社でしか学べないことも勿論あります。

まず一つ目。
実際に体験できる事例が少ないので、ナレッジが貯まりにくい。
事業会社では、受託会社とりも様々なプロジェクトの経験をすることができません。
様々なプロジェクトを経験できるということは、それだけ色んなこと環境下の中で仕事をするということです。
事業会社なら1,2年は基本的には同じプロジェクトで働くかと思います。
受託会社なら早くて1ヵ月、遅くとも半年で別のプロジェクトに移ります。
なので、圧倒的に量の経験値が異なります。

もちろん事業会社でも、他の事業に異動すれば可能ではあります。
ただし、受託会社に比べると少ないのは言うまでもないですよね。
事例を調べて知識とするのは誰でもできますが、実際に体験して知恵にできるのとでは大違いです。
多くの体験から得た知恵は、後々に大きな差を生むことになります。

そしてもう一つ。
コストや利益を意識しながら仕事をする機会が少ない。
事業会社にいて、ある程度うまくいっている事業であれば、わざわざ人件費などのコストや売上がどれだけ上がるのかを考えることなく仕事をします。
例えば、このデザインやUXを向上したらこれだけ売上が上がる見込みがある、その開発をするにはこれだけのコストがかかるけど、挑戦する価値があるといった具合です。

特にIT企業では仕入れや研究開発などがないので、顕著にその意識が薄くなります。
これはビジネスマンとして危険です。
人を雇う時は、この人を雇えばどれだけのメリットがあるのかを採用担当者ないし経営陣は必ず考えます。
この感覚がないと、自分がどれだけの価値を生み出せる人材なのかをプレゼンすることができないということです。

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まとめ

▼ 事業会社
ビジネスマンとして成長できるチャンスがある。
しかし、経験量とコストや売上感覚は身につきづらい。

▼ 受託会社
逆に経験量とコストや売上感覚は身につきやすい。
しかし、どうやってビジネスを作っていくのかに入り込みにくい。
(エンジニア、デザイナーとしてのアウトプットしか求められないため)

どちらが優れている、どちらが優れていないなどの甲乙を付けれるものではありません。
どちらもメリデメがあるからこそ、これから自分のキャリアをどうしていきたいのか、そのためにはどういった能力開発が必要なのかを見極めた上での判断が必要です。
転職しなくても副業でできることもあります。
副業としてお金をもらえなくとも、一緒に何か関わらせてもらえることもあります。

例えばプロボノとして自分の得意分野でプロジェクトに携わってみる
そこから色んな人たちと議論しながらスキルを身につけることもできます。
自分に足りない能力やスキルがわかればやり方はいくらでもあるので、まずはこれからどうしていきたいのかを考えることから始めてみてはいかがでしょうか。

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