見出し画像

10秒で伝え方を強くする方法【鍛える基本】放送作家直伝

なかなか思うように伝わらない。
何か自分の表現方法が悪いのかも・・・
どこを変えればちゃんと伝わるのかな。


そんな悩みを解決するための
伝え方の訓練方法を紹介します。


こんにちは、放送作家の村松です。
私はキャリア20年超えの放送作家として
これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」
「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など
多くの番組制作に携わってきました。


そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだ講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。


そこで今回は早稲田大学の講座でもお伝えしている
あなたの伝え方を劇的に変えるための訓練方法を紹介します。


これを知れば
ビジネスシーンやプライベートで
あなた企画やアイデア、表現したいことを
相手に伝えることができるようになります。


10秒で伝え方を強くする方法【鍛える基本】放送作家直伝




結論、伝わらない問題は、
   伝えるべきことをワンテーマに絞ることで
   解決することができます。


なぜなら、「なかなか伝わらない・・・」というあなたの伝え方は
受けて側からすると「何を伝えようとしているのかがわからない・・・」
というパターンが圧倒的に多いからです。


発信者のあなたは、
わかってもらおう!と意気込むあまり
色々なことを事細かに説明していませんか?


例えばペットボトルのお茶の良さを知らない相手に伝える場合、

どれだけ売れているのか?などの人気ぶりは!
中身のお茶の味や、成分、他との違いは!
それを作る会社のことや歴史は!
さらにペットボトルの形状やスペックは!

と、とにかく詰めるだけのことを詰め込んでしまうタイプの説明です。


しかしこれが大間違い。


一見すると、全て丁寧に伝えているので
すごく伝わるような気がするのですが
実はこれが逆効果です。



逆効果の伝え方をしていることに気づく


先程のお茶の説明を
もしもあなたが聞いたとしたらどんな印象を受けるのか?


なんか一気に色々言われたけど
印象に残ったのは、えーと・・・
結局何が良いんだっけ?

と言うふうになりませんか?


これは日常でとてもよく起きているし、
あなたも同じように感じたことがあるはず。


でも、いざあなたが伝えよう!と思った時には
これを忘れてしまい、全てを一気に説明しようとしています。


あなたが伝え方を変えたいと思うのであれば
この部分の考え方をかなり大きく変える必要があります。


情報を極端に絞るほど、相手に突き刺さると言う真実



伝わる人の伝え方には1つの特徴があります。

それは「発信する情報を極端に絞っている」と言うことです。


例えば先程のお茶であれば
この特徴を伝えてくださいと言われた時に、

「俺は、お茶の味わいだけにフォーカスして伝えてみよう」

「私は、このお茶を飲む楽しい時間に絞って魅力を伝えよう」

「今回は、業界随一の歴史を持つ老舗だから生み出せる焙煎方法を伝えよう」

など、ワンテーマに絞っています。


発信されるテーマが1つだと
受け取る側が理解しやすいと思いませんか?


伝えることが上手な人は
理解しやすい=伝わりやすい
と言うことをわかっているからこそ
ワンテーマに絞ることができ、
だからこそ伝わりやすくなるのです。



ワンテーマに絞ることは案外難しい


ワンテーマに絞ることのメリットについては
お分かりいただけたかと思います。

これはいつやるのか?というと
あなたが伝える前、準備段階での作業になります。

やり方は・・・

ざっと全体を見渡して
あなたが「ここが一番、伝えるべき!」と思うポイントを選びます。


なぜここが大切なのかというと
伝える側のあなたに
「これを伝えよう」というはっきりとした意図がない発信は、
受け取る側にとっても意味不明なものになってしまうからです。


まだあまり経験がない人がこの方法をやった場合、


「こんなに絞って大丈夫かな・・・」
「これだけで本当に伝わるのかな・・・」

と言う不安を抱きがちです。


でも、ここをやるかやらないかこそが
あなたの伝え方を劇的に変える秘密のポイントに
なります。


このポイントについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。



最初は意外と難しく感じるかもしれません。

でも大丈夫。
ちゃんとトレーニング方法があります。



「10秒フレーム」でテーマを判断してみる



あなたが選んだ内容がちゃんと絞られているか?
と言うことを判断するためのフレームとして
「10秒フレーム」がおすすめです。


持ち時間は10秒。

スマホなどで10秒測りながら
あなたが選んだ「ここが一番、伝えるべき!」と思うポイントを
しゃべってみてください。


最初はなかなか10秒に収まらないと思います。

その理由は、
まだ情報が絞りきれていないからです。


10秒に収めるためには
ワンテーマになっていないとできません。

しかも、ワンテーマの中でも
最もコアな部分がわかっていないと
「喋って10秒以内」に収めることができません。


あなたが選んだワンテーマで
一度10秒で喋ってみて、もしも10秒を超えたなら
「まだ伝わりにくいワンテーマ」だというサインです。


「もっと削れる要素があるのかも」と考えて、
削れる部分を探してみてください。


そしてもう一度、
「喋って10秒以内」に収めることができるかを試してみましょう。


参考までに先程例であげた

「俺は、お茶の味わいだけにフォーカスして伝えてみよう」
「私は、このお茶を飲む、楽しい時間に絞って魅力を伝えよう」
「今回は、業界随一の歴史を持つ老舗だから生み出せる焙煎方法を伝えよう」


これらは「喋って10秒以内」で収まるはずです。

これくらいの分量を目指してチャレンジしてみてください。



まとめ


あなたの伝える力を上げるために基本訓練として
伝えることを思い切ってワンテーマに絞ってみましょう。

このように「10秒フレーム」を使えば
簡単にあなたが伝えたいことをワンテーマに絞ることができます。


欲張らずに情報を捨てること。

シンプルなワンテーマに絞れば
あなたの伝え方がグッとパワーアップします。

もっと詳しくこの方法について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。


最後までお読み頂きありがとうございます。

記事を見てなかなか楽しめたかもという方は 『スキボタンを』

今後もちょっぴり期待出来そうと思ってくださった方は是非 『フォロー』をお願い致します!


よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートはnoteをより良くするために使わせていただきます!