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共感できるコンテンツ作りのヒミツ<伝え方の基本>

たくさんの人が見てくれるコンテンツの作る方がわからない・・・
広く興味を引くコツはあるのかな?

この記事はそんな方へ向けて書いています。

こんにちは、放送作家の村松です。
私はキャリア20年超えの放送作家として
これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」
「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など
多くの番組制作に携わってきました。

そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだ講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。


この記事では、20年以上にわたる「伝える仕事」のキャリアで学んだ、
あなたの伝え方を劇的に変えるための訓練方法を紹介します。

放送作家という伝えることのプロならではの視点で、
一般的に書籍などには書かれていないようなこともお話ししようと思います。
これを知れば
ビジネスシーンやプライベートで
あなたの企画やアイデア、表現したいことを
相手に伝えることができるようになります。


共感できるコンテンツ作りのヒミツの方法<伝え方の基本>


広く刺すために仕掛けられている見えない秘密


せっかくだから自分が生み出すものは

少しでも多くの人に見てほしい。

実際にたくさんに人に見てもらえているコンテンツと

自分のコンテンツにはどんな違うがあるんだろう。

そんな風に思ったことはありませんか?


その違いを生むのは「共感」というキーワードなのですが

あなたも聞いたことはあるかもしれません。


ただ、一口に共感すると言われても

それをどのように自分のコンテンツに入れ込んで行くのかが

わかりづらいですよね。


そこで実際のメディアを例に

このあたりの見えない秘密を解説したいと思います。


ぜひあなたのプレゼンにも取り入れてみてください。


わかりやすいテレビ番組の例


YouTubeは特定の趣味嗜好を持つターゲットにさすメディアですが

それに対してテレビは、

子供から学生、若手の社会人から、管理職、高齢者まで

幅広いターゲットを相手に育ってきたメディアです。


コンテンツ作りの際に重要視するのが共感なのですが

実際にどんなふうになっているのか?


それは番組のジャンルを見ると理解できます。


動物番組

旅番組

情報番組

音楽番組

スポーツ番組

スター番組


ざっくりですがこんなジャンルが存在します。


そしてこれらは

たくさんの人が見たいと思うであろうというジャンルです。


この

たくさんの人が見たいと思うであろう

ということが共感の根っこになります。

個別番組に仕掛けられた共感の秘密


各ジャンルの番組ごとに

さらに別の共感の仕掛けがなされています。


わかりやすいのは

日本を褒め称える番組です。


例えば

世界で大切にされている建物があったとして

実はそれを作ったのが日本人だった

というような情報を紹介する番組ってありますよね。


現地で日本が感謝されている様子が描かれていると

それを見た視聴者は

日本人でよかったなぁ

と感じます。


あなたは

その現地で感謝されている建物を作ってはいませんが

「日本人は勤勉で素晴らしい」と褒められると嬉しい

という感覚は理解できますよね。


↑ポイントはここです。

実際にあなたがその行動をしていないのに「わかる!」と思うという点です。


このように

「それわかる」という感情をベースにしている企画が

共感を呼びやすくなります。

動物番組に仕掛けられた共感の秘密


さらに動物番組の場合、

「動物を可愛いと感じる」という共感がベースにあります。


飼い主であれば

ちょっとした行動や仕草、

逆にわがままな姿などが描かれていると

キュンとするかもしれません。


そして動物の飼い主でなくても

可愛い小動物を見れば

同じように感じる人は多くいそうです。


傷ついた姿を見ればかわいそうと思う。

帰らぬ飼い主を待っていると聞けば健気だと感じる。


さまざまな角度から

「動物を可愛いと感じる」という共感を描いていくことで

たくさんの人が楽しめるように練り上げられています。

幅広い共感のコツとは


このようにテレビ番組を見てみると

番組のジャンルと

各個別の番組とに

それぞれに共感のための仕掛けが施されています。


そしてこれらに使われる共感要素とは

「普遍的なテーマ」です。


普遍的なテーマとは

性別・年齢・出身地・時代などを関係なく

「そうだよね」とうなづけるものです。


先ほどの

「祖国を褒められて嬉しい」

「動物を可愛いと感じる」

の他にも

片思いの辛さ、失恋した時の気持ち

旅先でやってみたいこと

新しいスポットや流行を知りたい気持ち

芸能人の素顔を知りたい気持ち

スポーツ競技に熱狂したい気持ち

ワクワクする音楽に身を委ねたい気持ち

などなどいくつかあります。


これらをベースに据えることで

受けて手が初めて触れる企画でも

共感できるようになっているのです。

どうやればあなたのプレゼンに落とし込むことができるのか?


これらを踏まえて

どうやってあなたのプレゼンに落とし込むのか?

そのやり方はこうです。


あなたがプレゼンで訴えたいことは

どんな普遍的なニーズを満たすのか?

と考えみることです。


それが幅広い世代に刺さる共感であればあるほど

広がります。


このやり方には2パターンあります。

1つは

普遍的なテーマからスタートして

それと相性が良さそうなプレゼンを考えること。


2つ目は

あなたがすでにプレゼンしようとしているネタがあったとして

それに合いそうな普遍的なテーマを組み合わせるという方法。


どちらも有効なので

試してみることをおすすめします。


注意点


これを行う時に気をつけたいことは

プレゼンなどを書く前に考えるということです。


今回のプレゼンを通じてこれを伝えよう!

その時、共感してもらうために

こんな普遍的なテーマを使おう

というふうにデザインをしてから構築することが大切です。


この普遍的なテーマは

表面的には見えにくいので

慣れないとなかなか気づくことができません。


このように、相手にバレないように

こっそりと仕掛けておくことで

より大きな効果を生みます。


そのためには

あと乗せするのではなく、

隠し味のように、事前に仕込んでおくことが

重要になってくるのです。


これがたくさんの共感を生み出すためのカラクリです。


まとめ


このように「たくさんの人が見てくれるコンテンツの作り方がわからない」という問題は

テレビ番組の作りを参考にすることで解決することができます。


「広く興味を引くコツはあるのかな?」という人は

普遍的なテーマをうまく潜ませることで

あなたのプレゼンをたくさんの人が共感できるコンテンツにしましょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。
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