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放送作家が教える「企画の伝え方」

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早稲田大学エクステンションセンターでレクチャーしている「構成の技術」に関するマガジンです。座学+ワークショップ形式をとり、本を読むだけではわからない部分を体感していただき、自分の…
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#テレビ

夏の早稲田が始まる。

バタバタしているうちにあっという間に6月も半ば。 カレンダーを見ていたら3週間後には 夏の早稲田が始まる。 いつの間にか開講が迫ってきた、という印象。 自分が構成作家であるという特徴を活かして 早稲田の講座では毎回、テレビ番組構成のノウハウを伝えている。 といっても、 生徒は大人たちだし テレビ屋になりたいわけではないはずなので それぞれの仕事や人生でなにかしら生かしてもらえたら というイメージでお伝えしている。 お固い言い方をすれば 考えかたの講座

伝え方を激変!テレビ番組がやってる「大前提」

あなたは、発信する前にその情報について調べて、考えて、文章や映像にしてとかなりの時間を費やしてその間に、理解度も深まっているはず。 でも、視聴者はあなたが発信する時に 初めてその情報に触れるわけですよね? その自分と相手の情報の理解度の「差」を踏まえて発信しないと なかなか上手に伝わらないと思うのです。 これはテレビ番組に限らず あらゆるコミュニケーションにおいて通じることだと思うのです。 あなたの伝え方を鍛えて激変!たった1つの訓練方法【放送作家直伝】 https

テレビの「巻き込む演出」は・・・。

例えばテレビ番組の始まり方を見てみると 内容を詳しく説明する前に 「面白そうなシーン」が連発されていませんか? 爆破が起きて芸人があたふたしたり、 とんでもなく高い場所で綱渡りをする謎の人が出てきたり、 今ワイドショーで話題の人に突撃したり。 あなたも一度は目にしたことがあるはず。 これらがなぜ番組の一番最初にあるのか?というと まだ番組に興味がない人や どんな番組なんだろう?と少し興味がある人 さらには楽しみに待っていてくれた人など さまざまな視聴者に対して 「面白そ