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放送作家が教える「企画の伝え方」

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早稲田大学エクステンションセンターでレクチャーしている「構成の技術」に関するマガジンです。座学+ワークショップ形式をとり、本を読むだけではわからない部分を体感していただき、自分の…
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#図解

TPOによって使い分ければ、勝ち確になれるワザ。

今回は説明とプレゼンの違いと、 その使い分けについてお伝えしました。 あまり知られてはいないかもしれませんが 説明とプレゼンの使い分けは TPOに合わせて行うべきです。 このことを知り、使い分けをできるようになると あなたの伝える力はレベルアップします。 詳しくはこちらをどうぞ。 最後までお読み頂きありがとうございます。 記事を見てなかなか楽しめたかもという方は 『スキボタンを』 今後もちょっぴり期待出来そうと思ってくださった方は是非 『フォロー』をお願い致します

このどちらを使うべきか?と言う感覚は経験を積むとわかってきます。

説明もプレゼンも、出す場所を間違えると 雰囲気をぶち壊します。 厳かな祭典などでは、 説明形式があっているでしょう。 会社説明会も説明形式が一般的です。 ただし、知名度が低いなど不利な戦いの場合は、 思い切ってプレゼン形式でアピールすると言う手もありです。 逆に相手を楽しませるべき場所で 説明形式を使うとしらけさせてしまうでしょう。 このどちらを使うべきか?と言う感覚は 経験を積むとわかってきます。 ただしその第一歩となるのは 説明とプレゼンの違いをちゃんとわかっ

あなたは聞き手の熱量を判断基準にできているか?

説明とプレゼンの使い分けはどう判断するのか? これからあなたが何かを伝える時に 説明とプレゼン、一体どちらの形式を使えば良いのか? 説明=「あなたの伝える情報を知りたい人用」 プレゼン=「まだあなたが伝えることにまだ興味がない人向け」 先ほどこのように記しました。 つまりは、聞き手の熱量がどれくらいあるのか? と言うことが判断基準になります。 オリエンテーションのようなバトルの場合は 説明では勝てないでしょう。 逆に誰かに手順の説明をする場合は、 プレゼンだとイラ

テレビ番組は「バラし」と「ジラし」でできている

巻き込んだ後に、焦らすことで知りたくさせる 一段目から落ちたことで 聞き手は少しだけあなたの伝えることを知りたい状況になっています。 しかし説明と比べて 相手の「知りたい」というモチベーションはさほど高くはありません。 理由がわかればきっともう飽きてしまうでしょう。 そこでプレゼン形式では、 冒頭の答えをすぐには教えない=ジラす という手法を使って興味を継続させます。 ジラらすことで もっと知りたい!という気持ちを育てるのです。 この「疑問や謎がすぐに明かされない

【プレゼン】あざといかもしれないけど超有効なオープニング技

巻き込み、知りたくなる状態を生み出す 映画の冒頭で爆破シーンから始まることってありませんか? それを見たあなたはどんな気持ちになるでしょうか? え?なに?どういうこと!? と、そんな心境になりませんか? テレビのバラエティ番組でも 泣いているタレントや俳優の姿が出ることがあります。 ただし、すぐには理由は明かされません。 こちらも同じく、見てしまったあなたは なんで泣いてるの?どんなことがあったの!? と、一瞬気になってしまうはず。 実はこの心の動きが鍵です

【プレゼン】最上段からいきなり突き落とすかのように巻き込む方法で勝つ

プレゼン形式は、○○です プレゼン形式は「あなたが伝えることにまだ興味がない人向け」に 伝える時に効果を発揮します。 説明と違う点は、 相手にさほど聞く気がない、という状態でスタートすることです。 そんな相手に伝えるわけですから 相手に頑張るつもりは全くありません。 階段を登ってくれる気力もありません。 そんな相手に対し、あなたが伝えたいことを伝えるためには 階段を下から1つずつ上がるのではなく、 最上段からいきなり突き落とすかのように 巻き込む方法が有効です。 イ

相手が”切羽詰まってない”なら、「説明」しちゃダメな理由

説明形式はわかりやすい、しかし○○です この形式は大前提として 「あなたの伝える情報を知りたい人用」に使うものです。 そして「とても退屈である」という特徴があります。 相手が「知りたい」と思ってくれているので 割と積極的な姿勢であなたの発信を聞いてくれます。 だから、退屈でも問題なく、 さらに「1つずつ階段を登ってきてください」 というお願いをしても素直に頑張ってくれます。 家電製品の取扱説明書などもそうですね。 困った時に見ることが多いかと思いますが 見る人は「