誰もがマーケティングの心があっちゃう

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いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。

本日のテーマは「誰もがマーケティングの心があっちゃう」です。

“マーケティング”という言葉は、営業の仕事をしている人にはなじみが深いですが、これからの時代はよりこの言葉が飛びかっていくのではないかと思っています。

なぜなら副業時代が始まり、ひとつの仕事だけをする時代から、さまざまな企業が”ビジネス”という一種のゲームをつくる傾向に変化しているからです。

RPGゲームでは、モンスターを倒すとなぜかお金がもらえます。ポケモンのようなゲームは自分のモンスターを育て、モンスター同士を戦わせたり競い合うことで経験値を貯め、新たなスキルを身につけたりして、子どものころはみんなゲームに熱中していました。

そして仕事にも、このような遊びの要素が組み込まれています。出世して係長やリーダー、部長になっていくためには、かつては年功序列でしたが、今ではなにかしら実績をあげるにつれてステージを上げやすい傾向があります。

今はアプリの開発が進んでいて、スマートフォンで気軽にゲームができますが、子どものころハマったのと同じように、大人もふくめて多くの人がのめり込んでいます。

副業時代に入り、お金を欲しいと思っている個人個人が、お金を得る手段が増えました。
たとえばものを捨てるときにただ捨ててもいいのですが、今ではメルカリやヤフオクなどでお金に変えるという選択肢もあります。

そうした仕組みの開発者の方は、おもしろいゲーム性やコレクター要素を組み込んでいます。
たとえばお寺でいえば、行くともらえるご朱印を集めたり、電車が好きな人が駅のスタンプを集めたり、ご当地キーホルダーを集めたりして、”集める喜び”を刺激してきます。

自分たち消費者側からすると「ただ集めているだけ」ですが、開発者側の意識になると、「どうしたらモノが売れるだろうか」「どうしたらサービスが広まるか」と必死に考えて提供します。
これがマーケティングです。


副業時代になり多くの人がつくり手になると、どうしてもこの”マーケティングの意識”を持たざるを得ません。ある種、人を誘導していくような価値観です。

誘導というと言葉がわるいかもしれませんが、
恋愛でも「好きな人とお付き合いしたい」という方向に誘導していて、おたがいに両想いになると、「ふたりで誘導し合っている感覚」にときめいてしまいます。
はじめはそこまで意識していないところから、恋をして、誘導する意識が芽生えてくるのです。

それがうまい人は、うまくプレゼントをしたり、台風や地震が来るたびに「大丈夫?」とメールをする人もいるかもしれません。

「いやいや、私はそんなマーケティングとか関係なく、純粋にそう思ってるからやってるんですよ」といっても、地震や台風があったときに、頭の中である程度「この人には送るけどこの人に送らない」というラインを引いているはずです。

自分でも無意識なところで境界線をひいて取捨選択しています。そして下心のようなものも存在していて、つくり手の意識が「下心」としてあからさまに伝わってしまうと、受け取る人に嫌がられることが多いです。

マーケティングが上手い人はより自然、というより、マーケティングとすら思っておらず「どちらでもよい」と思っています。

たとえば結婚という目標を設定しているときに「何が何でも結婚するぞ!」という気持ちがあふれ出ていると、警戒してしまう人もいるでしょう。このような感覚を覚えるために、たくさんの経験が必要です。

子どものころから人と持ちつ持たれたつしたり、物と物を交換することがうまい人は、このマーケティングの力に近いものが自分に備わっています。

しかし受け身で依存体質な自分ですとこの感覚がとぼしく、自分の意図している結果が手に入りづらくなります。

実現したい思いがあまりにもマーケティングにあふれ出ていて、人をコントロールしようとすると、自分の周りから人やものやお金が離れる原因となりがちです。

「才能」という言葉で片づけられてしまいそうで”感覚””や”センス”という言葉はあまり使いたくないのですが、マーケティングの力を身につけるといわゆる”センスがよい”という存在になれます。

ポスターのひとつ注目するだけでも、素晴らしいマーケティングがなされていると感じます。
身のまわりを意識して、いきなり自分でマーケティングを始めるよりも、まずは世の中にあるマーケティングの素晴らしさに気づいていきましょう!

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