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深呼吸の必要 #soar応援

soarというメディアとの出会いは、読者としてというより、編集者的な視点だった気がする。当時、僕はカナエールという、児童養護施設を退所する子どもたちのための奨学金支援プログラムのプロモーションを、実行委員として担当していた。ネットメディアで話題になることにテコ入れしたいなあと思っていた。成功体験があった。

【ルポ】子どもたちの貧困〜夢なんて持てない。「社会からの偏見」と「進学格差」(徳 瑠里香) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/45280

随分、話題になったし、カナエールの運営団体の認定NPO法人ブリッジフォースマイルへのサポートの声も、これによりたくさん届いたと聞いている。取材してくださった徳さんは、Lalitpurというプロジェクトをサポートしていたことが同じだったり、今はsoarにも記事を書いておられて、なんか不思議なご縁だと思う。

Webで長い文章は読まれない、なんてことが当たり前のように言われていた頃、徳さんの原稿が大きな波及効果があったことで、僕としてもちゃんと取材してもらえばちゃんと読んでもらえる、行動を起こしてくれる人も出てくる、という実感になった。それで白羽の矢を立てたのが、当時立ち上がって間もないsoarだった。このメディアに取材してもらえると良いのではないか、記事を読んでみて、なんかそんな予感があった。

「やっと見つけた夢を、あきらめたくない」児童養護施設を出る子どもたちが夢を語るコンテスト「カナエール」が広げる可能性 | soar(ソア)
https://soar-world.com/2017/10/13/canayell-2/

実際、現場にも足を運んでもらって丁寧に取材いただいた。スピーチコンテストに来場してもらうことが目的のプロモーションだったけれど、その先には社会へのメッセージ発信があって、良い波及効果を生んでくれたと思うし、今後も折々で読み返される記事であると良いと思う。カナエール自体は、社会的養護の子どもたちへの支援のあり方に、給付型奨学金という一石を投じて2017年にその役目を終えた。今では、給付型奨学金で子どもたちを支援する団体や地方公共団体も増えた。

最近、思うのだが、世の中には呼吸をしないで読む情報が溢れているのではないかと思う。一息で読めてしまうという。soarには読み手と受け手それぞれに呼吸がある感じがして、それはたまにイベントに勉強に行かせてもらう時にも感じるけれども、情報の送り手に合わせて読み手が自分の呼吸を整えられる、みたいなことがあるんじゃないかと思う。記事と呼吸を合わせて読んでいる感覚がある。

登場する人のストーリーには色々な背景があるけれど、ポジティブな可能性を提示してくれるのは、soarの良いところで、色々な人のささやかな挑戦心を後押ししているだろうと思う。

僕自身はカナエールが終了して、これまでやって来たことの延長線上に置けるもの、としてsoarの寄付サポーターを始めてみることにした。社会課題の重要性を伝える仕事、少しお休みさせてもらう代わりの「soar応援」。実際、カナエール以降、社会的養護に関して積極的に情報発信してるメディアというと、僕はやはりsoarだと思っていて、そういう意味でも良い関わり方なのではないかなと思う。

マインドフルネスのメディテーションでも呼吸に意識を集中することが重要というけれど、なんか自分の呼吸をキリッとさせてくれる、そんなメディアのような気がします、soar。

加藤 康祐
https://ex-tra.jp/

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フリーランスのPlanner / Director / UX Designer。 加藤康祐企画設計 https://ex-tra.jp