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第四話:転売ヤーって結局、何が悪いのか改めて考えるんだゾ

はい、どーも、KOSSYです。

noteの更新がアホみたいに滞りスミマセン...


本来だったら5月頭の時点で「緊急事態宣言解除されたぜ!やったぜッ‼︎フゥゥゥッ‼︎な気持ちを持ちながら
長らく凍結されていたレンタルショーケースの状況を確認しに行ったんだと思いますが。

レンタルショーケース界隈も無事1ヶ月延長。
マジで、商品に埃被ってるんじゃないかと...

クヨクヨしたって仕方ないので、本日は今や目を背ける事が出来なくなった転売ヤーのお話。


1.そもそも転売ヤーって?


転売、それは購入した商品を購入した金額より上の値段で販売を行う行為。

そして、それを常習的に行っているのが転売ヤー。

転売ヤー自体は昔から存在している概念でありますので、多い所で言えばファッション業界やスニーカー業界、そしてアイドル系グッズやアニメグッズ業界に広く存在している厄介な奴等ですよね?


2.悪目立ちしたのはここ数年


とはいいながらも、自分の認識として悪目立ちしているのはここ5年前後なのかなと思います。

その理由はメルカリ等のフリマアプリの爆発的な普及。

オークションサイトはヤフオクがありましたが、メルカリの登場により個人売買の参入がしやすくなりました。

新規参入しやすくなった事により、
「売り手/ファン/転売ヤー」のパワーバランスが大きく崩れたというのでしょうか。

売りやすい世の中になった分、転売ヤーという存在の比率が徐々に高くなったように思えます。

結局どのジャンルでもそうですが、ユーザーを参入させ易くすると、その分民度は悪くなるんですよね。


3,転売ヤーにも色んなジャンルがいる


相対的に見たら悪という判定をされるのが転売ヤーだとは思いますが、転売ヤーにも色んなタイプがいるとだけ、一つ言い訳を。

・先見の明を持って、株感覚で転売するタイプ
→この手のタイプは市場を混乱させたいというよりは、自分の感性を信じてマネーゲームしたいタイプ。
古くからいる人種であり、こういった存在がある程度蔓延ってた事によって市場に程良い刺激をもたらしてたんじゃないかなと思います。

・推し以外は現金化、そのお金で推しを買う。ファン兼転売ヤータイプ
→これも古くから存在する、グッズを箱買いしては、推し以外はレート通りに流す人種。
アニメグッズ系の市場は彼等がコントロールしてる部分もあったので、キャラレートが厳格化されたり、不要分を現金化して更にグッズを買うので、アニメグッズ業界の経済をある意味ぶん回している。

・買い占めれば儲かるんでしょ?浅はかな小遣い稼ぎ転売ヤー
メルカリ登場を機に悪目立ちするようになった、今一番多い人種。
SNS上で売れると思ったものを素直に買い占めて転売するタイプ


4,パワーバランスが崩れるから市場が一気に荒れる


日本で働いてりゃ分かると思いますが、同じ会社に勤めて着実にステップアップして給与も着実にアップしてく人間なんてほんの一握りで、

それ以外の人間は培ったキャリアを基に別会社へステップアップするしか収入アップが見込めないんですよ。

そんな中にメルカリが現れたもんですから、簡単に稼げるなら皆片手間でも副収入は得ようとしますよね。

そしてメルカリの恐ろしい所は18歳以下も取引が出来るという事

自分が18歳以下の頃なんてネットで売るなんて選択肢もなく、ヤフオクも確か18歳以下は出来ない仕様だった気がします。

高校生の頃はバイトしながらも、校内の空き缶を購買のおばちゃんに渡して「1個10円で買い取ってもらってた」だけに、良い時代になったものです。。笑


それぐらいどの年齢も副収入を得やすい環境になっただけに、売り手の人口が一気に増えて「転売」に対する注目度や悪質さが年々目立ってきたのかと思います。


5,とはいっても撲滅出来ないのが転売ヤー


転売ヤーってどうしたら撲滅出来るの?という問いに対して「無理です」と答えるのが最適解でしょう。

マスクや消毒液の時のように法律でNGを出してしまえば済む話ですが、それを全ての物事で法律対象にしなかったという事は、お偉いさんも「転売」に対してはある程度あるべき存在だと黙認してるんでしょうかね。


6,転売に関する個人的な見解


あくまで個人的な意見。

市場バランスをぶっ壊さなければOKではと。

むしろ先述の通り、「欲しいキャラの為に、余分なキャラグッズは売る→そのお金で新しいグッズを買う」って図式はグッズ市場が活性化すると思うので良い事だと思います。

まずいのがその手のアイテムが「本当に欲しかったユーザーに全く届かない」事。

この手のパターンが最近増えすぎた為に、転売という行為が近年問題視されるようになったと思います。

企業側が求めているビジネスモデルは「一部のファンがまず買う→SNSでレビューしてくれる→バズって話題になる→それに乗じてさらに買ってくれる人が増える→では第二弾を作りましょう」といった形。

僕が理想とする転売は「バズって話題になる→それに乗じてさらに買ってくれる人が増える」の、この間で仕込んでたものが高騰するというモデルです。

昔はこれが出来たから、裏社会でひっそりと闇取引みたいな形でファンとレートに沿った売買が出来ておりましたが、

今は「一部のファンがまず買う」の手前で転売ヤーが買い占めるもんですから、ファンが激昂して炎上するパターンが大半。

そしてネットで「転売ヤーのせいだ」という声で盛り上がり、メーカーには「再販しろ」の問い合わせラッシュ。
企業力があれば問い合わせラッシュに応えて「再販」の流れがデフォルトになってきたなーといった印象です。

再販にもなれば生産量によっては市場価格は勿論暴落しますが、ここでもタチ悪いのが転売ヤー。

再販分も買い占めてはファンの逆鱗を買うという負のサイクルへ突入。

そして上手く捌けずレート崩壊させて無事転売失敗。

比較的古参の転売ヤー?の部類に入る自分としましては、なんとも言えない時代になったなーといった心境です。


7,悪役なりの美学

転売を悪と捉える方の言い分でよく見かけるのは「転売のせいで本来買えた人間が買えなかった」という意見

おっしゃる通りだと思います。
自分も昔、欲しかったスニーカーのラスト1足を目の前で中国人転売ヤーに買われた時に思いました。

ただ、同時に「その人が買う前に自分が辿り着けなかった」という気持ちもありました。
当時は東京喰種が流行っていたもんですから、

「この世の不利益は、全て当人の能力不足」という言葉にバチクソに影響受けておりました、ええ、はい。

その一件以降、欲しいスニーカーの為には死ぬ気で並びましたし、何度も抽選は外しましたし、自分なりに転売ヤーに勝る努力をしようとは思ったんですよね。

ただ、そういう努力が出来るのは「それが買える地域にいるから」って事で、遠方に住んでる方からすると、買える地域にいるのに、努力しない人間の「転売ヤーのせいで買えなかった」というのは言い訳にすぎないんだろうなーというのが、自分的に思う所です。

○○島や、北海道の端っこでしたり沖縄の離島のような地域的に不利な方や、仕事柄買いに行けない方、根本的に並んだりするのがめんどくさい方の中には、お金で解決する方もいるわけで。

そういった方に市場相場価格で取引する、そんな悪役もグッズ界隈には必要って事、おそらく当たり前のように買える環境の方には分からないと思います。
分からなくていい事でもありますが。

とはいえ、悪役が活躍しすぎる漫画って面白くないですよね?
悪役は悪役なりに主役を食いすぎず、**裏で暗躍出来るにはどういう立ち回りをしたらいいか?
悪役の皆様方、今一度考えましょうか。

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