他力(ときどき自力も)で楽しむ読書#41

「解体屋ゲン」星野茂樹(作)/石井さだよし(画)電書バト※電子書籍のみ刊行
 本は紙こそが至高と思っていても、加齢に伴う目のダメージ、現実的な所有スペースの関係から電子書籍に手を出して早数年。これはこれで快適な読書ライフを送っている。
 ただ、根っこがケチなものだからついつい無料や割引本をついついポチってしまう。今回取り上げる作品も、最初は無料セールの時に手を出し、読んでみてから面白くてファンになってしまった。掲載されている「週刊漫画TIMES」をほとんど読んだことがなかったので、長期連載していることすら知らないくらいで(ごめんなさい)、「ただで何冊も読めるのか(最初は発行元が違って何冊かだけだった)」とライブの待ち時間に読む用としてダウンロードし、期待しないで読んだら「爆破解体」と「人間ドラマ」と「社会情勢」が絶妙に絡み合って面白いのなんの。
 その時はそれで終わったけれど、後に現在の版元から最初は25巻、後に50巻まで無料セールとなり、現在ではきちんと購入するようになった。電子書籍のビジネスモデルとして成功例ではないかと思っている。近い時期に発表される連載900回で何が起こるのか今から楽しみでならない。個人的にはパーっと派手に爆破して欲しいけれどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?