見出し画像

フィンランド式の教育を追い続けてみつけたもの 高坂翔輔さん

フィンランド大使館でのイベントで知り合った高坂翔輔さんのお話を聞いてきました。そのときに、「この人大好きだなあ」と直感で思ったのですが、やはり素晴らしい教育者でした!

高坂翔輔さん
https://ameblo.jp/kamomedaigaku/entry-12232801510.html?frm=theme

高坂さんのお話はフィンランド教育がわかるだけではなく、ご自身が教育実践者であるだけに、子育てや教育に関わる上で大切な視点、そもそも自分自身が生きていく上で必要なことがいっぱい詰まっていました。

子どもに関わる人全員に高坂さんのことを知ってほしいと思ったので、ちょっとだけ私のメモを公開します。

■終わったときに、どうなっていたら最高ですか?
みなさんは、この記事を読み終わったときにどんなことが起きることを期待していますか?

これがフィンランド教育の特徴のひとつである『ひとりひとりのゴールを引き出す質問』です。

テーマは共通でも、ゴール設定はひとそれぞれ。

これが幼少期の教育から徹底されているため、「人はみんな違うよね!」を体験しています。

さらに言えば、あなたのお子さんはどう育ったら最高ですか?

■言語化が行動に繋がり、成長する
授業例)
「〇〇問題について考えてみましょう。どんなことがありますか?」
「なぜおきると思いますか?」
「あなたのまわりでおきていたら、どう解決しますか?」
「まずあなたは何をしますか?」

ゴールへの最短距離を教えるだけでは、自分で解決できるようにはなりません。そもそも、ゴールが理解できないとやりたくない!

もしも大人が説明をするならば、
『WHAT(事象)⇒WHY(理由)⇒HOW(対策)⇒WHAT(行動)』
を説明して、
「あなたはどう思う?」

フィンランドの先生は、モチベーションの上げ方が上手!

■勉強が進まない理由
・本人の学力と問題の難易度にギャップがある
・解説が不足している
・担当の先生の力量に差がある

■勉強ができない子
・やりかたを間違えている
・生活習慣が乱れている

■学力社会ではなく実力社会
「私は〇〇ができます!」という教育。
強みを知る(できることをもっとできる)教育。
世の中にでたら課題がたくさん!だから丸腰ではなく自分の強みを理解して戦えるようにしている。

■教育の目的は、しあわせな自立
自立とは、自分で選択することができること。
やりたいことを仕事にできれば、結果、よき納税者となる。
教育無償化が予算のかからない良策と国民が理解している。
フィンランドも日本と同じ少子高齢化、労働人口減の課題を抱えている。

■職員室はみんながゆっくり過ごせる場所
コーヒーとソファーがあり、授業でうまくいかなかったことや、愚痴を話せる。愚痴は2割で、8割がどうすればいいかという話をする。

先生がしあわせだから、子どもたちをしあわせにできると順番をわかっている。

■どんな環境が良いかは国による
フィリピンでは一クラスが66人もいる。
人口急増していて、学校が足りていない。
「わからないところは自分で聞きに来なさい!」という目が届き切らない環境。

だからこそ主体的に学ぶようになることもある。

出稼ぎにいくこともあり、英語識字率は94%

会社をやめたため、サポートは非常にありがたいです!未来を創る子どもたちの教育活動に使わせていただきます。