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住まいが変わることで子供の心に変化があれば

「子供たちを外でのびのび遊ばせてあげたい。」という思いで現住居を選んだというA様ご夫婦。
しかし、実際に住んでみるとそうはいきませんでした。
子どもたちが遊べるだけの十分なスペースがあるにも関わらず、引っ越してきて子供たちを外で遊ばせているとお隣さんから苦情が出たと言います。
詳しく伺うと、お隣さんは職業柄、夜勤があり子供たちが遊ぶ時間には寝ているから静かにして欲しいといったものだったそうです。
もともと、このまま家賃を払い続けるのならば自分たちの持ち家の為にお金を支払いたいと考えていたA様ご夫婦は、家を建てる事を決断します。

しかし、A様の家づくりには、もうひとつ目的がありました。それは、長男くんの事です。

A様:長男は、人よりも環境の変化に敏感なのか、新しい環境に馴染むまでに他の子どもたちよりも時間がかかり、集団の中に入って行くのが苦手な部分があります。
日によって気持ちに波があり、1人で学校に行くことが出来ず、私が車で学校まで送って行ったり、先生がバス停まで迎えに来てくれたりすることもあります(校区範囲が広く家から学校まで距離がある為、通学にはバスを使用しているそうです)。
学校に慣れるまでは、送り迎えをしようと決めていましたが、日によって気持ちに波のある長男を、まだまだ手のかかる妹と弟を連れて送り迎えしなくてはいけない負担は想像よりも大きく、またお隣さんに気を使いながら送る日常に、イライラしてしまい、長男に優しくなれない自分もいました。

家を建てることで、長男くんが朝気持ちよく起きられるようになれば、心に何らかの変化があれば、そしてA様ご自身の気持ちも変われば、それがA様の家を建てるもう一つの目的でした。
また、A様は今の学校にようやく慣れてきた長男くんの事を考えると、新居はどうしても同じ校区内にという強い想いがあったとおっしゃっていました。そんな強い想いがあったA様ご夫婦は土地探しを自分たちでも行いました。

ご主人が所属している地域の青年部の方に尋ねてみたり、空き地を見つけては、直接地主のお宅を訪ねてみたりと、「今思えば、自分でもよくあんなこと出来たなと思う」とA様はおっしゃっていました。
その甲斐もあって、現住居から徒歩5分程度の所にある、本来売り地ではなかった土地を売ってもらえることになったそうです。
ご主人の青年部の知り合いの方が見つけてきてくれた土地で、地主の息子さんがご主人と同じ青年部の方だったこともあり、すんなり譲ってもらえることになったそうです。

しかし、「いいよ」と言ってはくれたものの、その土地は素人目に見ても、すぐに家を建てられるような土地ではなく、実際の土地売買契約の話はなかなか進まなかったと言います。
土地に関する問題はとても難しく、特に土地(建築条件なし)+新築となると具体的な条件とその内容など取引自体が法的にも難しい行為になります。そこで小川(社長)の登場です。
それまでは、A様ご自身と売主さん(お互い素人)が直接行っていた話し合いを、子育ての家が間に入り、具体的な条件について話合う事に。

staff:土地の契約について合意をするまでは、スタッフの会話から結構大変そうな印象を受けていたのですが、実際はどうでしたか?
A様:小川さんにお願いしてからは、子育ての家の方々は凄く大変だったと思いますが、私達は全てをお任せして待っていただけだったので、大変だったという印象はありませんでした。

子育ての家の家づくりの特徴としては、資金繰り・土地探し・施工者選定・住宅ローン融資に伴う金融機関の選定と交渉を全て引き受けて行うということがあげられます。
これらは、一般的にはお客様ご自身がやらなければいけないケースが多く、今回A様が「小川さんに全て任せていたので、そんなに大変だとは感じなかった」という土地の詳細や決定・確認事項・売買契約までの交渉を、お客様がご自身で解決していく必要があります。
しかし、何の知識も経験もない素人であるお客様が、将来にわたりトラブルなく、その交渉を進めるのはとても困難で、無謀であるとさえ私には感じられます。

入社当初の私には、これを弊社が引き受ける事の意味を理解出来ていませんでしたが、弊社が引き受けることでお客様の負担がどれほど軽減されるのか、周りで難しい問題を一つずつ解決していくスタッフを目の当たりにしている今の私なら、よくわかります。

このように、子育ての家と二人三脚で進めてきた家づくりですが、家づくりを始めて、長男くんに変化があったといいます。
A様:お陰さまで2、3週間前ぐらいから、毎日1人で学校に行けるようになりました。
以前は、送ってもらう事を「恥ずかしい」と感じるよりも、「不安」の方が大きかったみたいですが、最近は「恥ずかしい」と思うようになってきたのか、私が「送ってあげようか?」と言っても「1人で行くからいい」と断るようになって。」そう話すA様は凄く嬉しそうでした。

家づくりにとても興味を示し、ご夫婦が新居について話をしていると、話に入ってくることがよくあるという長男くん。
工事現場にも毎日のように見学に行き、「よろしくお願いします」と職人さんに挨拶をして帰ってくることもあるとか。
早くも家づくりが長男くんの心に良い影響をもたらしてくれているのかもしれません。
A邸の引渡しは、いよいよ来月まで迫ってきました。
住まいが変わることで長男くんやご家族にどんな影響をもたらしてくれるのか、A様ご家族の引渡し後の人生がどう変化していくのか?
今からすごく楽しみです。

 

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