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宿題はさせんぞ ブラン先生の手紙

昨夜、少し寝ぼけながら書いた文章では伝わりにくかったのかもと、振り返っています。

そこで、もう一回。

保護者から、担任に「宿題はもうさせん」とどなり声が聞こえてきました。何があったの?と尋ねてみると、宿題忘れが多いA児のお家に、「ちゃんと宿題をさせてください」と電話をかけたようです。

夕方、電話に出られた母親は、「分かりました」と答えられたそうですが、帰ってきた父親がその電話の話を聞いて、怒って電話をかけてきたのです。

父親の言い分は、「宿題するのは、A児。自分でしないなら、せんでいい。もう、うちの家は、宿題はさせんぞ」と言われているとのこと。

担任は、A児のことを想って、その子のためにと電話をしたのですが・・・・

そこで、一度、保護者の電話を丁寧に聞きます。保護者の言い分は、どなってはいるものの、話をしていくうちに、少しずつ冷静になっています。

言い分の中に、「自分でしないと為にならない」「家事や仕事が忙しくて宿題を付きっきりで見ていることなどできない」「やり方が分からない」とのこと。

そう、ここです。昨日の分を読んでいただいた方なら、私が言いたいことがここだと分かっていただけるのではないでしょうか。

まず、保護者の願いを整理するのです。

1 宿題は自分でする

2 宿題を一緒にすることはできない

そうそう、父親が言うのも分ります。ただ、まずは、言葉かけをしてほしい。学校で宿題のやり方を教えるからできていたら褒めてほしいと、伝えるのです。そして、だんだん、宿題を自分でできるように見守っていきましょう。と。

一生懸命に話をしたら、先生がA児のことを想っているのが伝わります。

そして、慣れるまでは、先輩や管理職と一緒に話してもいいでしょう。

経験が人を育てていきます。頑張れ!頑張れ!


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