最高のプレゼント

先日、母の誕生日でした。

一年に一回訪れる大切な日。

毎年プレゼント選びに悩む僕。



今年も同じでした。

今の状況ではお店が開いていないためプレゼントを買いに行けない。

「どうしよう。。。」

僕は数日間悩みました。

どうしたら母に喜んでもらえるか。。。

しかし、ある時『ピカン』と閃きました。


「自分でケーキを作ってみよう!」


早速父に相談してみると、とても驚いていました。

まさか、料理をまともにしなた事がない16歳の僕がケーキを作りたいと言うとは。

父はこう言いました。

「じゃあスポンジケーキを買ってくるからデコレーションだけしたら?」

そうですよね。料理経験のない僕はこれくらいがちょうどいいですよね。

しかし、頑固な僕は一度決めたことを変えられないんです。

「いや、一から作る!」

僕の中で料理を作ることは0から100までをやってこそ「料理」なのです。

父は意外とすぐ納得してくれたので、僕はすぐさまネットでリサーチを始めた。

僕のイメージでは、ケーキといえば「ショートケーキ」。

しかし、作り方がまったく分かりません。

料理本をを漁り、キッチンを探り、三日ほど経った頃やっと工程の見通しがつきました。

そして、せっかくだから「サプライズ」にすることにしました。

この方が喜んでもらえるかと。

ところが、母に見つからないように作るのが一番の難点。

外出自粛の今、一日中家にいるのですから。

唯一母に見つからないと確信出来る時間は、母が朝起きる前の早朝。

「早朝には起きたくない」という自分の心の声を捨て、サプライズ作戦を決行しました。

迎えた母の誕生日の午前5時45分、僕は日光と共に起き上がりました。

リビングのドアを開けると父はもう起きていて、材料も用意されていた。

父の愛を感じられる。

感動しました。

時間も限られているので早速取り掛かりました。

慣れない手つきで料理本に従い、一時間ほどでスポンジ生地をオーブンに。

そうです。シフォンケーキです。

バターを使わない軽めの生地で作りました。

ここから一時間焼き続け、いい感じに。

少し周りが焦げてしまいましたが、うまく膨れ上がってくれました。

ここからまた三時間ほど僕の部屋に移動させて冷ますことに。

気づけば母が起きる時間になっており、急いで道具を洗って、棚にしまいました。

オーブンからは未だに香ばしい匂いが漂っていたためリビングのドアを全て開けてなんとかバレずに乗り切りました。

「お誕生日おめでとう!」

母は嬉しそうに満面の笑みを浮かべました。

これからサプライズをされることも知らずに。笑

数時間が経ち、母を部屋に誘導したのちにデコレーションに取り掛かりました。

半分に切り、中からもイチゴが出てくるというミニサプライズも仕掛けました。笑

完成形がこちら。

チョコデコレーションが難しかったんですよ!!

チョコペンを使わずに書くのがとても難しく、何度もやり直しました。

僕的には初めてのケーキにしては、うまくいったと思います。

そして、運命の瞬間

「ハッピーバースデートゥユ〜」

母は涙ぐんでいました。

気づけば僕も。

作った甲斐がありました。

「サプライズ成功!!!」

この日から三日程かけてゆっくりケーキを堪能しました。

本当に作ってよかったです。

僕は料理を学びました。

父からは愛を感じることができました。

母はとても喜んでいました。

これ以上のプレゼントはないのではないかというほどの大成功でした。

なので、もし外出自粛の今、時間があり余っている今、家族や友達の誕生日があるなら是非、愛情のこもったケーキをプレゼントしてみてください。

僕のおすすめのギフトです!

絶対に喜んでもらえます!!

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