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教育×コーチング 〜それぞれの気付き〜

コロナ禍の中、9月から新学期が始まり、ようやく学校生活も落ち着いてきた。困った事や質問がある学生は連絡をくれたり、こちらから連絡したりするけれど、順調そうな子達に対しては、メールでのやり取りくらいしか出来ていなかった。

以前の様にふらっと学校まで気軽に様子を伺いには行けない。そこでZoomを使って1:1の軽い面談を実践してみる事にした。

質問シートを作ってみたけれど、「課題をきちんと出していますか」とか「ホストファミリーとはどんな風に過ごしていますか」とかいう、つまりは「私が聞きたい事、把握しておきたい事」であって、「彼らが話したい事」では無いと気が付いた。

これじゃいかん。

彼らがその時間・その瞬間で話したいな、と思う事に耳を傾けよう、と決めた。

結果、彼らに満たされた。

みんな、年頃の高校生。一人も「はぁ?」「別に・・・」「分かりません」なんて言わず、自分の事を話してくれる。先ず、それだけで嬉しい。

「彼らが話したい事」を聞くとは言え、そこはまだまだ高校生。自分からベラベラ話し出す事はあまり無いので、こちらが先ずネタ振り、そして問いかける。

すると、様々な答えが返ってきた。

「自分の思っている事を、先ずは伝えてみる事かなぁ。」
「先生に分からない事を聞いてみたら、いい事しかないって気付いたんです!」
「自由がある事で、自分の目標が決めやすくなった気がします。」
「今、○○をやってみようかと思ってるんです。」
「自分との向き合い方のコツみたいなのが、分かってきた気がします。」
「根詰めてやるより、とりあえず楽しまないとダメかなぁ、って思う様になりました。」

え!みんなすごいやん!ステキすぎ。

私が「こうしたらいいよ」と言うよりも、何千倍も効果的。

みんな、留学生活を通して、それぞれ確実に気付きがある。それぞれに目標や目的を持ち始め、行動が自然に伴っている様に感じる。自分の力で動き出す。

たくましく、清々しく、誇らしげ。こちらまでワクワクする。


「問いかけ」で子供達が自分の内側に向かい、答えを探しに行く、という事をコーチングで知った。

質問する事で動き出す、主体性が生まれるこの効果。すごい。

もっと質問力をつけたい。。。

学生と関わる中でコーチングを知り、その効果を実感しているからこそ、日本の教育現場にコーチングがあったら・・・って思います。




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