ファンであり続けること

自分がそのジャンルに熱くなったり、夢中になっているのであれば、『永遠のファン』であり続けることが大事であると思います。

 幼き頃からよく自身が見続けているもので「プロレス」があります。他スポーツや格闘技と言ったジャンルだがいわゆる「マニア」と言われる類いの方を結構な頻度でお見受けします。ここでも学ばせてもらったことがあります。
 会場待ちで列を作っている時に、私は他の客の会話によく聞く耳を立てたりすることがあります。たまに残念と思うのが「新参者」や「にわか」を受け付けない様な発言をする所であります。
 自分の応援している人、自分の応援している団体、自分の応援しているジャンルに新しいファンが入ってこない、グッズも売れない、いつも顔ぶれが同じ、客の中に上下関係が生まれる。毎回来れる人は偉い、初めての人は下っ端。こんな状況を望んでいるのでしょうか?業界側はこんな「マニア」を望んでいると思えるのでしょうか?


 私事で恐縮ではございますが、初めて会場に来るファンの方とお話しする機会には極力、分かりやすく、楽しく、おせっかいかもしれないけど「こんな感じに見ればもっと楽しめれる」ポイントなど、初めてでも大丈夫だし、楽しんでいって欲しいとお話しさせてもらいます。
 初めてくる人は不安ですし、間違ったらどうしようとか、こんなことしたら怒られるのかなとか、とにかく不安な雰囲気をすごく感じることがあります。こうしたファンを温かく迎えてくれ、押し付けではなく楽しむために知って欲しいことを伝えていくのが「老舗ファン」の役割であると思っております。また自分が自分がと自分本位で推し進めることではなく楽しんでいって欲しいと少し譲るくらいの気持ちの余裕と配慮はあっていいものだと考えております。

 今分かりやすく例を取りましたが、同時に気さくなファン、優しいファン、親切なファン、いつもグッズを身にまとい足を運んでいる熱心なファン、沢山います。これは「地域活動」や「ビジネス」とか他のジャンルに当てはめても同じではないのかと思っております。
 ぜひ、あなたが一歩踏み出したその先が、常連のファンになっていたら、「今の気持ち」をずっと大事にしていって欲しいと思っております。そして、新しいファンを開拓し、大事にすることが自分達の見たかった景色ではないでしょうか?

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