こさか

あなたが居るからこその私です

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最近の記事

生きるのは、贅沢

だと思う 好きなことで苦悩すること 例えばバンドの準備で齷齪することや、 推しの卒業が決まって落胆すること これらは分かりやすく幸せな例 仕事は忙しいし、腹立つこともあったりするけど それでも給料は一応貰えてること まぁこれも幸せである例 これらは当然生きている上で成り立っている 従って、死んでしまってはこの先味わうことは出来ない まぁしかし「向こうの世界」という考えもあるだろうけど、 ここではその考えは無しにしたい 生きるのは、贅沢だと思う 少なくとも自分が

    • 陽は昇り、そして沈んでゆく

      1日の生活が ひとつの日常が 過去になる瞬間 思い出に成り行くその時を 意識したことは全く無い しばらく進んでその後に気づく 楽しかった夜 なんでもない1日 涙を零したあの瞬間 どうにもこうにも 思い出になってしまう 今を生きる楽しさを 大人たちは手放し 今を生きる辛さを 僕たちは意識してしまう アフターグロウに包まれて静寂へと還りゆく儚さ 故に胸の奥底にしまっておくのだろう 今に見向きもせずに

      • 星降る夜に

        君はどこからともなくやってきて 目に見えるか見えないかの速さで 地に落ちてく僕のすぐ目の前で 僕はそれをすくう事もできない 長く続くこの道のりの中で 何も変わらない日々の中で 落ちて弾けて地にしみて消えて 陽に照らされて上って行く あの日の空は泣いていた 落ちてく君は麗しかった 僕はそれに見とれていた 少し寒い梅雨の日の朝 もう少しだけ早く出逢えたら もう少しだけ長く居れたのかな あと少しだけ残された時間 あと少しだけあと少しだけ 何も変わらない日々の中で 煌めく瞬間

        • 本気出して歌え

          たまたまこのタグを見つけてしまったので せっかくだから書き記して行こうと思う 私が初めて買ったCDは 東京スカパラダイスオーケストラの 「爆音ラヴソング Feat,尾崎世界観」だ そもそもスカパラが好きなので、いつかは欲しいと思ってた1枚 昔、地元にタワレコがあった頃 当時中学生だった私は「No Music,No Life」ポスターのスカパラ版を見るためだけに自転車で街に出ることがよくあった ある日、ふとスカパラのブースを見に行くと 私がかつてレンタルして聴き倒したベ

        生きるのは、贅沢

          漂白

          信じていたものに 裏切られた時 感性が否定された時 こんなにも息苦しい 積み上げた感性(もの)をぶっ壊す 自分のそれが全てでは無い そんなことはわかっていた つもりだった そんなもんでは無かった 思いもしない方向に舵を切られた時 嫌な思いは全くしなかった でもこればっかりはすごく辛い できないものはできない これに尽きると思ってた できないものもしなくちゃいけない ロックには常々嫌気がさしてる そのロックをやらなければならない 音楽なんて大嫌いだ 感性を切り詰める日々 削

          宿題

          Led Rouretteというバンドを組んだ今、今まで組んだバンドよりも遥かに大きな結果を残してきた しかし、その道のりは決して平らな道では無い 時には自分の非力さを身に染みて感じ、自分の存在を消したくなる日々もあった けど何故かバンドを続けている なぜ辞めないのか ふとNOTEを見ていると過去の自分がそれに答えを記していた 以下は以前違うバンドを組んでた頃に下書きに入れて置いたものだ 敢えてそのまま掲載する 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 TheValent

          6年目

          ここ5年ちょっとの間、色々あった 散々だった いい意味とか悪い意味とかなくて、普通に散々だった 始まりは高校2年生の頃、ある人と出会ったことから始まった ここのフォロワー少ないから、すぐに特定されるだろうけど一応名前は伏せておく はじめてバンドを立ち上げるために、当時の高校生バンド界隈を見ておこうと、音楽イベントに行った その人は演者として弾き語りをしていた 他の演者にはない独特な雰囲気に圧倒された 「絶対に友だちになりたい」そう思ったのも束の間、 ある出来事をきっか

          コーヒーとバラード

          コーヒーとバラード 黒く光る寒空の下 光る街並みは、いつもより綺麗に見えた 賑わう人々、風が木々の葉を散らしていく ①「コーヒーが美味しい季節になりましたね」 片手にそれを持つ私を見て、誰かがそう言った 「私はそれ、好きですよ」 聞いてもない質問に答える、なんと図々しい人だ 時々ある夢を見る そこには医者がいて、あとひとり誰かがいる、ぼやけてて思い出せないが どうやら何かを医者から告げられているらしい 「かえりせい、、、なんたら棒??」と言われた気がした 正直訳が分から

          コーヒーとバラード

          お風呂

          私が幼い頃、10歳にも満たない頃 お風呂は一種の拷問であった 体を洗い流してから湯船に浸かるのが一連の流れではあるが、 まず最初にして最大の難関「頭を洗う」 我が家には「お兄さん洗い」と「お姉さん洗い」の2種類がある 「お兄さん洗い」は顔を下に向け、後頭部から洗い流すやり方で、「お姉さん洗い」は顔を上に向けて前頭部から洗い流すやり方 赤ちゃんなんかはこれで洗うことが多いと思う 「お姉さんじゃない!」と意地を張って前の方法で流していたが、頬を伝って口元に来るお湯で何度も息が覚

          なにもない

          最近自分が何をしたいのか分からない 仕事として人として何を目指すか 「○○で生活したい」 そんなレベルのものが今のところない この不安定な状況で親父との仲も悪く いっその実家を出て音楽を極めようという発想が 度々頭をよぎるのだが、あまりにも非現実的であり 今の自分にはそれが良いとは思えない だが今この瞬間が、ある種のチャンスだと思っている 何かを変えなければと言うよりは何かかが変わるタイミングで それを自分がどう動かすかによって、自分の今後の人生が変わる そう思う

          なにもない

          休憩

          この1ヶ月の間、曲を5つ書いた 僕にとってはかなりのハイペースだった 僕の場合、作詞作曲編曲はかなり体力を使う 体は動かしていないが、 コード進行的な意味合いで聴き心地は良いかとか 空いた1小節をどう埋めるかとか 色々考え事をしながら作っているので デモ音源が出来上がった時点でも、息が上がっている状況だ 自分が勝手に作ってインスタに上げてるような曲なら 割と遊びの感覚でしているのだが バンドの曲を書いて詩を書こうとすると 「バンドとしてやる事に意味を持たせたい」という思いか

          自分のペース

          最近、自民党の総裁選挙が行われた まぁ結果に関してはこの話題には関係ないのだが それより前に、立憲民主党の枝野幸男衆議院議員が アベノミクスの検証委員会を立ち上げて、「効果は無かった」みたいな判断を下した その結果に驚くことは無く、寧ろ「だろうな」的な印象を受けた というのも実感した効果とかそういうのではなく 立憲民主党の立場を考えると、そうとしか言いようがないのだ 立憲民主党は野党である。従って政権交代を狙い、与党をヘイトする。 要は、嫌いなものを評価する時、「嫌い」としか

          自分のペース

          クリムゾンの奇跡

          1932年、 イングランドの丘陵地帯・コッツウォルズに或る少年がいた 彼の名は、クリムゾン・エトワール、13歳だ とっくの昔に初等教育を終え中等教育に入り、 8年生も終わりを迎え、 まもなく9年生に突入しようとしている だが、成績は優れている訳では無い むしろ劣等生呼ばわりされるほどだ 勉強も出来なければ運動も出来ない 声も小さいし友だちが少ない スムーズに進学できているのが不思議である これはこれから彼に起こる出来事について描いた物語 彼の住む町は、人さらいが毎日起こ

          クリムゾンの奇跡

          新世界

          人間が、外に出なくなって何年が経つだろう 「春には花見」「夏には海山川」「秋には祭り」「冬には雪遊び」 そんな文化もとうの昔に廃れてしまった そんな今でも、蝉は相変わらず鳴き続ける あの出来事から今まで 私は結婚し、7歳の息子と妻と3人で暮らすようになった 今や夏祭りがあったことも、屋台が並んでいたことも、花火が打ち上げられるのも都市伝説と化している 「あの日々を、取り戻したい」 そう思う事が幾度となくあった 勿論、様々なサービスが充実し、 家の中でも不自由なく過ご

          遥か遠く

          桜舞う広場にて 凛とした佇まいで居る君を見つけたのは いつの事だろうか 大学に入学して間もない頃か 確かそれくらいだった気がする 暇そうに本を読んでいたから声をかけた 君は一向に見向きもしない 返事が来るまで10分かかった 「逆ナンはよしてくれ」 君が放った言葉に否定はしなかった 確かに「逆ナン」だが、私は君と一緒に居たかった そんな私を「ストーカー」とも言わずに無言で受け入れてくれた 毎日休み時間を一緒に過ごし、週に3回は君の住む部屋で寝泊まりした ある日、君は私の

          遥か遠く

          エンドロール

          私が生まれてから20年間もの間、 同い年の中でも一緒にいる人が居れば そうでは無い人もいる 私はふと、昔の友人のことを思い出した と言ってもこれは結構よくあることで、 前に書いた「優しくするだけじゃ、だめだということ」 という記事で話題にした彼のことだ 実は彼は喘息持ちなのだが、付き合っている彼女は煙草を吸っている いつ悪化してもおかしくない ただそれも自業自得だと思えるほどに、私の心は冷めきっている それで死んでも、仕方ない ただ思うのが 仮に人生を1つの映画に例え

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