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プロ野球でなぜAIとDXが進まないのか

DXと切り離せないのがAIですよね。プロ野球の試合を見ていて、なかなかAI化、DX化が進まないと感じている人はいませんか?世の中、こんなにAIとDXが流行っているのに。トラックマンというレーダーを使った計測システムを各球団が導入していますが、あくまで統計の領域を脱していないのではと思っています。それはなぜか?

AIができること

AIは、人の行動を予測できます。たとえば、じゃんけん。相手のほんの些細な手の動き、目線をAIが分析し、次にグーを出すか、パーを出すか、はたまたチョキを出すかを予測できるそうです。

だとすると、プロ野球中継をしているTV画面を見ていれば、ピッチャーが次の球、どのような球種を投げるか、予測できるのでは、と思うのです。その予測が、バッターのヘルメットの中にある小さなイヤホンに通知されたら、バッターは狙い球を絞って、ホームランを打てるかもしれません。

プロ野球は紳士的なスポーツ?

ピッチャーの表情で次投げる球が見えるのであれば、ピッチャーの癖を徹底的に覚える、これで3割バッター量産ではないでしょうか。ヘルメットにイヤホンを入れるのはルール違反だっととして、ではピッチャーの癖をAIで分析して、特徴を洗い出すのはOK?

キャッチャーのサイン

野球中継を見ていればわかることですが、キャッチャーがピッチャーに出すサイン、これもAIが解析すればすぐに次の球、わかっちゃいますよね?TVで放送するのであれば、別にいいんじゃないでしょうか?選手に伝わらなければルール違反にならないですよね。野球解説者が、次は外角低めのストレートでしょうねって、当たるかわからない予測より、AIの予測を見てみたいです。どこかのテレビ局でやってくれないでしょうか?

キャッチャーのサインは、最近、キャッチャーの指にマーカーをつけているのをよく見かけます。これってAIのため、AIが指の動きを認識するためなのでは、と考えながら野球中継を見ています。次の球種をすべて画面に表示してくれるプロ野球中継、どこかでやってくれないでしょうか。

もちろん、プロ野球球団が、トラックマンで、相手チームを研究するのと同時に、AIで、次の球が何かを予想したり、キャッチャーがどのようなサインをよく出すのか性格分析をすることだってできると思います。高速に走れる靴をAIでシュミレーションして開発していいのであれば、AIで選手の動画を撮影して分析予測するのも解禁していいのでは、スポーツマンシップに暗黙の制限があることは、考え方が古いのかもしれない、そんな時代です。

ブロックサイン

ブロックサインとは、例えば、

キー:帽子のツバ
左肩 → バント
左肘 → 盗塁
左手の指 → ヒットエンドラン
右肩 → スクイズ
右肘 → セーフティーバント
右手の甲 → 待て

と決められている場合、左肘 → 左手の指 → 帽子のツバ → 右肩 → ベルト → 拍手と送れば、キーとなる「帽子のツバ」の次が「右肩」なのでスクイズ!という指示になるそうです。これが、毎回、1回ごとに替えるらしい。

そうすると、毎回のそのサインを教師データとして読み取って、取り込めれば、後はAIが勝手に予想してくれるはず。最近のプロ野球は、打者が有利だというけれど、これが予測できれば、ピッチャー有利に変わっていく時代が来るかも。だって、攻撃側が何をしてくるか、予想できてしまうのですから。ピッチャーの皆さん、AI導入で成績アップを狙ってみませんか?

AI導入で防御率アップ

コーチも、AIに任せれば、あんなにたくさんいらなくなるかもしれない。ただし、AIには優秀な教師データが必要かもしれません。選手を育成できる知恵と知識と経験、それがAIのための優秀な教師データを作成できるかも。プロ野球の世界は弱肉強食です。そして、AIの世界もGAFAが牛耳ろうとしている弱肉強食の時代になってきています。だったら、その波にのって、AIを使って、勝負する時期なのかもしれません。

AIとDX

過去、カラーテレビがでてきたら、ほとんど変わっていない、プロ野球実況中継が、AI導入で、まったく新しいものが見られる時代になっているはず。大手テレビ局がやってくれないなら、ネットTVに先を越されてしまいますよ。

プロ野球AI中継、早く見てみたいです。

それが、プロ野球中継を見たい人にとってのDXなのではと思います。

プロ野球はなぜAI導入が進まないのか?

それは、スポーツマンシップという古い概念に縛られているから、だと思います。それが、いいのか、悪いのか、は判断できませんが、面白いコンテンツとして、プロ野球を楽しみたい人もいることを、知ってほしくて、このnoteを記載しました。

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