<5/25~5/29 来週の日経平均の動き>

相場の転換点

緊急事態宣言が解除される方向に進んできており、東京も予定より早く、週明けには解除されるようです。

ただ、解除となっても段階的に緩めていくようで、引き続き自粛する業界もあるようです。

夜のクラブやスポーツジムなどは引き続き自粛のため、まだすぐに再開できそうにありませんが、大人数でのイベント関連もまだ自粛で、50人、100人、と段階的に増やしていくようなので、まだまだ何万人ものライブが行われるのは先の話ですね。

解除されるとはいえ、いきなり気を緩めてまた一気に感染者が増えてきたりする可能性もあるし、このままコロナ前の状態にすぐに戻るということはなく、少なくとも今年いっぱいはこのような自粛を意識した生活が続いていくのではないでしょうか。

今までのように外食して大勢でワイワイ飲んだり、パーティーをしたり、東京ドームで何万人が集まってコンサートしたり、という今まで当たり前だったようなことができるのが、特殊な世界になっていくのでしょう。

これは大きな社会の転換点になるのは間違いないと思います。

一方で、相場の方はコロナショックからの上昇相場が続いています。

マザーズ指数はコロナショック前の高値を更新しましたが、金融緩和による不景気の株高とはいえここまで速いスピードで戻ってくるとは思いませんでした。

ただマザーズの売買主体は個人投資家が7割以上で、コロナ後に新しく株の世界に参入してきた人が主体でバブルの波に乗って買っているところがあり、そろそろ注意しないといけないところです。

初めて投資した人は買いから入ることしか知らないのと、チャートを見ないで情報や勢いで買ってしまうことが多いため、高値を掴みやすいです。

アンジェスのような材料株で軒並みストップ高が続くようなリスクの高い銘柄に出回っている情報を聞きつけて高値を買っていくのはかなりのハイリスクです。

このような買い向かうことしか知らない個人投資家によって上がってきた銘柄は、一旦はしごを外されると雪崩のように売りが売りを呼び下げ続けることになるので、どこで降りるかがとても難しいです。

すでに下げ始めてきたときは時すでに遅しなので、上昇している中でいい時に一足先に売り抜けなければいけません。

マザーズ指数は5日移動平均線に沿ってきれいな上昇を続けており、テクニカル的な解説をする人は5日線を割り込まない限りは上昇トレンドが続いているから買い、となるでしょうが、トレンドが変わって5日線を割り込むときは強烈に下げて割り込むため、逃げ遅れてしまいます。

だいぶ下の方で買っていればいいですが、ここから買っていくとロスカット前提でいつ落ちてもおかしくないリスクを承知したうえで買いに行く必要があります。

日柄的には来週あたりがマザーズもピークを付ける可能性が高いので注意しましょう。

日経平均の方はまだ上昇が続いており強い展開となっています。

日経平均はバブル相場に突入し、まだまだ上昇していきそうな雰囲気を出していますが、こちらも警戒すべきところに入っているので、注意が必要です。

チャートからは短期では下降トレンド転換していることと、ここから上昇するにしても買いとなる主体がまだ本気となって上げていくようなポジションではないことが気になるところです。

著名な投資家のジムロジャースがここから日本株を買い始める、と言ったようですがこのようなコメントが出るときは自分の持っている株を売り抜けるためのポジショントークのことが多いので、これも短期的な天井のフラグがたったと解釈できます。

6月はメジャーSQのため、来週あたりは相場を動かす主体が相場を動かしてくると思います。

重要なのは20500円近辺で、ここを境に綱引きが行われていますが、どちらに引っ張られるかで相場の方向性が決まってきます。

下に行く場合は20000円が次の節目になり、ここでもまたもみ合うでしょう。

SQまでに一度この下に向けて動く場面が来るため、そのような動きがあっても想定通りと思って冷静に対処できるようにポジションを作り準備しておきましょう。


それでは、来週に向けて良い週末をお過ごしください。

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