<6/8~6/12 来週の日経平均の動き>

6月メジャーSQは波乱の展開か

まだは、もうなり、というのがまさに今の世界の相場にあてはまるくらい強い動きが続いています。

日経平均もNYダウも高値を更新してさらに勢いを増して上昇しています。

NASDAQはすでにコロナショックの暴落前の水準を超えるところまで上昇していますし、マザーズ指数も同じように暴落前を超える上昇となっています。

それを追随するかのように日経平均もダウも大幅に上昇し、日経平均はすでにほぼ同水準まで戻しています。

コロナショックで16000円付けたときは中央銀行の無限金融緩和があるので、かなりの上昇するとは思っていましたが、ここまで短期間に上げるとは驚きでした。

21000円まではチャートからもある程度読める水準でしたが、そこを超えてから勢いを増して上昇していったのは、通常の買い以上に、空売りの買い戻しによる踏み上げの力が大きいと思います。

チャートの流れと逆行してこのような動きになるのは、たいていが需給のゆがみによるものです。

3月の暴落の時も18000円を割れてから16000円台まで下落したときも同じ現象で、この時は、原油の大幅下落により大量の強制決済が出たため、株価に関係なく投げ売りが出たためです。

こうなるとテクニカルやファンダメンタルは関係なく、このような強制的な売りが止まるまでひたすらに相場はその方向に動いてしまいます。

今回、2番底が来るのが警戒されて、早い段階から空売りを仕掛けた投資家も多かったと思いますが、その空売りをした人たちの積みあがった売りが上昇していく中で次々と決済されて踏みあがっている力が大きいと思います。

こうなるとどこまで上がるかというのは、需給次第なので、売りがある程度解消されるまで続いていきます。

とはいえ、それでもやはり限界はありますので、チャートから節目を見ながら上限で止まりそうなところを考えていきます。

チャート上で止まりそうなところは23000円前後でこの辺りが短期的にはかなりの過熱圏にあるので、さすがに一旦売られやすくなるでしょう。

ただ、瞬間風速的には+200円くらいまでは見ておいた方がよさそうです。

変化日や抵抗ラインを見ると、どうしてもここから上にさらに上がっていくということが考えられず、遅かれ早かれ23000円に到達したとしても長い間この近辺で推移する可能性は低いと思います。

少なく見ても22000円までは通過点で一度調整は入るでしょうが、ややこしいことに来週6/12がメジャーSQになるため、かなり相場は大きく乱高下してくると思います。

まさかとは思いますが、23500円を狙ってくる可能性も十分ありますが、それ以上に下に行くリスクも注意しておく必要があります。

SQまであと4営業日ですが、このまま大きく上昇して上値を取りに行くとすればあとわずかですが、一部の外人の売りとプットがかなり下まで入っていることが気になるところです。

いつもSQ直前になると大きく指数が動いて予想外のところに持ってくることが多いので、今回もここまで順調に上げてきているだけに何か波乱がありそうに思います。

無事に23500円方向に上昇が続きソフトランディングとなるか、急落によりハードランディングとなるか、来週はかなり重要で密度の濃い毎日になりそうです。

それでは、来週に向けて良い週末をお過ごしください。

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