見出し画像

息子とキャッチボール

私は野球のセンスがないので、過去会社のソフトボール大会くらいしか出たことがない。
こう言うと、ドラえもんのび太を想像する人がほとんどだと思う。
1960年から1970年、私の年代は男の子のスポーツは野球しかない。
トップレベルの運動能力の子が野球をしている。地元のリトルリーグが世界1にもなっている。その子達と比較して下手だと言う事で、子供と遊ぶ程度はやれます。
野球観戦

話が戻るけど、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) 2023、大谷さんの活躍、久しぶりに感動した。
王さん、一郎さん、大谷さん、3人のWBC、どれも素晴らしかったけど、今回は決勝戦、アメリカチームが相手だったので、その感動も倍だった。

コロナ前2013年から2018年まで、東京ドーム、ジャイアンツ戦のシーズンシートを会社で5席借りていた。
基本営業に使っていたが、シーズンに4,5回は余った券を使って東京ドームで野球観戦を楽しんだ。

いかにも野球好きみたいだが、選手の打率、防御率などの数字を頭に入れて語ることはない。それでも野球場で、ビールを飲みながら、友達の含蓄聞きながら観るのは楽しい。
実業団にいた高校の同級生と一緒に観る。それがお気に入りだった。彼の解説が面白いのだ。

彼は午後6時試合開始だと午後4時から球場に入ってチームの練習を観ている。選手の状態をそこで把握しているので、このピッチャーはセットアップがおかしくなってきた。4球だすよ。このバッター次にホームラン来る。そう言う本当にそうなる。
「お前、すげーな」
「おれさぁ、ケイリン好きだから、選手をよく見る癖がついた」
「でも、最近勝てないよ」
なるほど、彼はギャンブルも好きでした。

東京ドームでは記憶に残る試合もあった。イチローのマリナーズの隠退試合、さらに昔、息子と派手な頃の新庄の日ハム時代の試合。

野球世代
俺の世代、男の子は大体グローブとバットは持っていて、草野球の経験がある。私は小学校高学年からサッカーをやり始めたので、野球はほとんどやってない。
想像出来ないかも知れないが、当時の子供は運動神経の塊みたいな子供が多かった。皆野球は上手かった。俺はそれなり。サッカーは層も薄いので、それなりに活躍出来た。

成人後、オートバイ一色の人生で20代を過ごしたので、野球もサッカーもスポーツは全く空白地帯。
30才になると、黎明期のトライアスロンに魅せられて没頭していたので、野球もサッカーもたまに見る程度だった。

息子とのキャッチボール
子供が出来て、男の子だった場合、普通は野球かサッカーをやらす親が多い。しかし私は自分の趣味で、スイムと自転車(マウンテンバイク)、トライアスロンを息子にやらせていた。
それでも息子とキャッチボールだけはやりたかった。

「ナチュラル」(1984年製)の古きよき時代のアメリカの野球映画。
ロバート・レッドフォードが不運の天才野球青年として描かれており、ラストに自分の息子と、家の前の草原でキャッチボールをするシーンがある。
キャッチボールは、フリスビーと同じで、お互いで調和を取って投げる。相手の気持ちが感じられる。
訳わからんという人が多いと思うけど、その楽しさが、自分の息子と共有出来る感覚。好きなシーンだ。


ロバート・レッドフォード

この映画の影響で、左利きの息子に右手のグローブを買い与えた。
そして練習させた。何故か妻も練習に参加していた。もともと妻は球技好きなので、キャッチボール程度は出来る。
ついでなので、私はノックもして守備の練習もさせた。
私だが野球はやってないが、何故かノックは普通に出来た。これは昔私が作った少年サッカーチームでたまに野球の練習もやってからで、私がノックしていた。

そんな野球ブームも半年ほどで終わって、息子はまた水泳、マウンテンバイクとの子供となった。
息子とのキャッチボール、いい思い出になった。だけど自分がもう少し野球が上手かったら、さらに楽しめたと思う。
ちなみに息子はバレーボール選手として高校を過ごした。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?