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「やればできる!」とは言えないけれど…。


#創作大賞2023

あなたは、これまで誰かから「やればできる!」と言われたことはないだろうか?

大人になってからは言われなくても、幼少期まで振り返ってみると…といっても、そもそも昔の記憶がないということもありますね(苦笑)

仮に、いま誰かから言われたとしたら、どう反応するだろうか?

「いやいや、とても無理だよ!」
「あなたに言われなくても、できますよ。」
「『本気』になれば、簡単だよ!」

三者三様、十人十色。それこそ各人で違う反応があると思う。

ただ、「やればできる!」と言った本人は、あなたに対して何らかの期待があるからこそ、この言葉が出るのであろう。

「やれば、できる」

聞きようによっては、随分と無責任にも感じるこの言葉。
そんな言い方、しなくてもいいだろう、なんて思うのは、ひねくれた考え方なのか?

ただ、以下の言葉は、ある程度信頼を持って受け止められるのではないだろうか。

「やってみないと、できるようにはならない」

何もしないで身につく知識や知恵、技能というものはあるだろうか?

何で知っているのか?
何で動けているのか?
何でコミュニケーションが取れるのか?
そもそも、何でいま「当たり前」のように生きているのか?

それは全て、意識的であれ、無意識であれ、「できるように」行動した結果ではなかろうか?

人間、得意、不得意というものはあるだろう。
そして、不得意、不得手なものに対しては、なかなか自ら進んで触れようとはしないだろう。

でも、いま、人生に「行き詰まり」を感じているならば、それは「行動する」ことによって変わる可能性はないだろうか?

齢(よわい)を重ねると、かえって「経験」が邪魔をしてしまうことがある。
「これまでできなかったから、この先もできないだろう」と。


でも、「行き詰まり」を打開するには、
「やってみる」ということが案外、早道ではないだろうか?

たしかに「できるようになる」という「保証」はない。

ただ、そもそも「保証された人生」ってあるだろうか?

「可能性」を自分から閉じてしまうなんて、
もったいない話である。

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