見出し画像

コロナ禍後初の海外「旅する人生の原点」ソウルで見えたもの

海外旅行もいよいよ大々的に解禁&再開ムードとなってまいりました!

私もなんだかんだ言いながら、4月のソウル行きを皮切りに「海外旅行リハビリ期間」に入りました。

このソウルという地は、ワタシが医師になりたてのころから、真冬と真夏を除いた春と秋~初冬の時期、隙を見つけて年に2~3回、週末弾丸旅行に行っていた場所。いわば「旅するフリーランス女医」の原点ともいえる場所で、今までの渡韓回数は30回近くになります。

もっとも、最近は真夏に釜山は海雲台(ヘウンデ)ビーチリゾート、真冬は台湾というレパートリーが加わり、私の「安・近・短」レパートリーは年間通して広がりを見せておるのですが笑 とにかく原点はソウルです。なので、海外旅行を再開して、一番の行き先としてソウルを選ぶのも、ごくごく自然な流れでした。

今でこそ、ソウルに100回近く通っているブロガーさんやインスタグラマーさんというのも、決して珍しくない存在となりましたが、医師でソウルに30回近く、ともなると、まだまだ貴重がってもらえるのではないか、ということで、これからはソウルリピーターだからこそ書ける内容も、どんどん出して行こうかと考えております。まずは、コロナ禍後初のソウル、行ってみてどう感じたか、ご報告いたします。

ソウル=ほぼ国内旅行!?「根本は昔と変わらぬ姿」に胸アツ


m3.comメンバーズメディア連載100回記念企画アンケートにおいて、国内旅行か海外旅行か、という話が出た時に「やはり海外旅行は日本とは見える景色が違うから、受ける刺激が違うから」といったコメントをたくさんいただきましたが、そういう観点からすると、ソウルは「国内旅行の延長」でした笑笑


「コロナ前とは変わってしまった」「よく行っていたお店がなくなってしまった」という意見をよく聞いてましたし、ちらほら見かけますが、私の目からみたら、違います。それはあくまでソウルの「外国人ウケしている部分」しか知らないからだ、というのが行ってみてよくわかりました。
街全体の雰囲気や、観光客以上に現地の方に人気の、私の「選りすぐり」「行きつけ」の飲食店、「昔ながらの味」はなんら変わっていなかった。

そりゃあ、言ってみれば、東京だって、この3年で変わったところ、確かにありますよ? ありますけど、浅草や銀座の街並みというかここぞ!という根本がそこまで「変わる」ってほどじゃなかったですし、老舗は潰れず、味は変わらず残っていたり、っていうのあるじゃないですか、そういう感覚です。

空港に行く時間が若干早いのと、入国・出国の際にパスポートを出したり入れたり、という部分はありますけど、ソウルの街並みって、東京とそこまで違うか、と言われると、そうでもないですし、顔つきも、全く同じではないですけど、似てますしね。


一つ、東京と決定的に違うとしたら、文字と言葉。ですが、ハングルの読み方を完璧にマスターし、簡単な韓国語を勉強して、周りの会話やドラマで話されている韓国語の2~3割は聞き取れるレベルになってからは、見えるもの聞こえるものが、ガラッと変わってしまい、少なくとも「外国に行った感」は感じられない。それはコロナ禍を挟んでも、全く変わりませんでした。


たとえ渡韓が初めてでもハングル=表音文字は絶対読めた方がいい!


現地の文字は覚えていた方がいいです。台湾などの中華圏に行くのだって、中国語は話せぬまでも、看板の漢字がわかる、筆談でどうにか会話できる、それだけでも漢字を全く知らぬ欧米圏の方からは、かなりのイニシアチブがとれているわけです。ましてやローマ字など「音を表すだけの文字」であればなおさらのこと。ハングルは母音と子音を記号化しているだけですから。


すなわち、どの文字がアイウエオのどこに当たるのか、対比するだけであれば、直前に覚えるだけで、事足ります。そうすることで「駅名」「カルビ」「ビビンパ」といった内容だったらハングルだけで表記されていても読めるようになるわけです。そうすることで地下鉄にも臆することなく乗れるようになりますし、観光客に知られておらず、地元の方だけで賑わっているお店に入り、ハングルで書かれたメニューを読んで、あとはジェスチャーで注文を伝えることだってできるわけです。


「表音文字」といえば、ハングル以外にも、ロシアのキリル文字がそれに当たるわけですが、自分はハングルを覚えて韓国でかなり有利に旅することができるようになった経験から、初ロシアの際、直前にキリル文字を覚えていった結果、だいぶ旅の幅が広がりました。なので、たとえ初めてでも、ハングルはとにかく読み方を調べていけ、旅が終わって全て忘れちゃってもいいんだから、とお伝えするようにしています。


もっとも、最近は、韓国の駅でも英語や日本語で駅名が表記されているケースが増えましたので、ハングル知らなくても生きていけないわけではない。しかし、日本の駅の例で考えてみてください。駅名の表示、確かにハングルや中国語が併記されてますけど、ものすごく文字小さくないですか? 韓国でも全く同じです。

これ、金浦空港駅なのですが、まだ見やすい方ですよ?


こちら、日本のガイドブックにあまり取り上げられていないグルメの宝庫、汝矣島(ヨイド)の街ですが、観光地から離れれば看板がハングルのみって、当たり前な状況です。

今回もこの通りで、美味しいブデチゲ屋さんを発見しちゃいました♪


なので、ハングル読めたほうが絶対ストレス減ります。読むだけなら本当に簡単なので、やってみてください。私のブログの記事、末尾に貼っておきます。


ちなみに、私はハングルを知ったことにより、街の見え方も変わりました。最初の数回こそ、街並みや雰囲気がほとんど変わらないのにお店や看板がほとんどハングルな世界観、なんか不思議な感覚がして、外国の方が日本にこられたらこんな感覚がするのかな、とか思ってました。

が、漢字が使われている中華圏にいった時、外国なのに外国っぽくない気がして、もしかしたらハングルを覚えたらこの域に達するのかな、と思い、はじめてみたら、本当にそうでした。全て読めるようになってしまった今は、漢字の看板同様、すっかり「見慣れた文字」になってしまっています。


さらに言ってしまうと、韓国語自体も、正直、2~3割くらい聞き取れる今となっては方言の延長、というのは言い過ぎかもしれませんが、とにかく英語とかほど「外国語」と身構えることはないです。津軽弁とか、沖縄弁とか、鹿児島弁とか「ガチ」で話されると、現地の方でなければなかなか何を言ってるかわからない、「ほぼ外国語のような方言」に聞こえることもあるじゃないですか? 韓国語もそんな感じなんですよ。

文法は日本語とほぼ同じですし、日本と同じ漢字熟語(ただ読み方がちょっと違う)が使われていたりするところも多いのです。なのでハングルで読んでみて「あれ、これ、日本語と同じじゃん!?」ということも多々あります。
韓国語の勉強自体は、韓国旅行リピーターさんになりそうだったり、ドラマやK-POPが好きであったりすれば積極的に取り組んでも良いとは思いますが、少なくとも、この事実だけでも記憶の片隅に置いていただければ、と思います。



知らぬと大損!?韓国事情まだまだあります


特にグルメ。


次回以降でご紹介していくのですが

・日本人に人気=韓国人に人気とは限りません。

というのはごくごく基本的なお話として、


・韓国に「焼肉店」ございません。
・白いスープ系…「冷麺」「参鶏湯」「タッカンマリ」、これらは日本で食べるそれとは根本的に別物です。

日本の方に言うとビックリされるこの辺りも全く変わっていなかったです。まあとにかく、日本で食べられる、焼肉を筆頭とする韓国料理は現地で食べるそれとは全くの別物、という認識で間違いないと思います。

順次アップデートしてまいりますので、これからの記事をぜひ、お楽しみに!


<参考サイト>

【韓国旅行するなら!】ハングル文字は意外と簡単!わかりやすい読み方講座

【韓国】ソウルや釜山でグルメするなら知っておきたい!ワンポイント豆知識

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?