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仕事における「目的」の役割

今回は、仕事の「目的」を知る事が、仕事の「やりがい」に繋がるよね…という話を書いてみます。

・・・

「業務をこなす時には、その目的を考えなさい」

誰もがこれに似た言葉を聞いた事があると思います。

■ なぜ、仕事の「目的」を考える必要があるか?

それには下記2つの理由があります。

❶ 仕事のクオリティを上げるため

目的がわかると、そのために必要なやり方や、注意点が明確になります。それにより、仕事の質が上がります。

❷ やる気を担保し生産性を上げるため

目的がある仕事と、
目的が無い(感じられない、説明されない、考えていない)仕事では、同じ仕事でもそこから感じる「やりがい」が変わってきます。

今回は、こちら❷をメインに書いていきます。

■ 「3人のレンガ職人」の話

こちらの記事が参考になります。



3人のレンガ職人がいました。それぞれ、レンガを高く積み上げています。なんのためにそんな事をしているの?と質問をします。すると、3通りの答えが返ってきます。

Aさん:
「とにかく高く積んでくれ、と言われているんだよ!」

Bさん:
「風が吹いても倒れない、丈夫な壁を作るためだよ!」

Cさん:
「歴史に残り、皆んなが心の拠り所になるような、立派な大聖堂を建てるだめだよ!」

3人とも実際に取り組んでいる仕事の内容は同じです。しかし、その目的によって、感じられるやりがいが変わってきます。

つまり、

仕事の内容 × 仕事の目的(意味)= 仕事のやりがいや充実感

とも言えるのではないでしょうか?

つまり、

仕事の目的や意味がはっきりしている事は、仕事のやりがいや充実感には大きく影響する…

という事が言えます。

■ ドストエフスキー 「囚人と労働」


ロシアの小説家にドストエフスキーという人がいます。彼が書いた文章の中に、これに似た内容があります。

水をひとつの桶から他の桶に移し、

またそれをもとの桶にもどすとか、砂を搗くとか、

土の山を1つの場所からほかの場所へ移し、

またそれをもとにもどすとかいう作業をさせたら、

囚人はおそらく、4、5日もしたら首をくくってしまうだろう


「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ」
※下記のブログより引用させて頂きました。


逆に、何の意味も感じられない労働を繰り返す事は、やりがいを感じるどころか、人を苦しめる事さえあるという事でしょう。


■ まとめ

仕事にどれだけ目的と意味を見出せるのか?というのは、仕事のやりがいや充実感に大きく関係する。

それを念頭に、一度手を止めて、自分が取り組む仕事について、最終的にどうなると良いのか?というイメージ、目的や意味を確認してみると良いのではないでしょうか?


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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