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機能訓練型デイサービスで働く。


noteを始めて、いざ書こう!と思うと何を書けばいいのか、悩んでしまいまして…。
いつ間にか6月になってました。
兎にも角にも、何事もやらねば始まらないですね。

というわけで。
今の職場のことを書いてみようと思います。

今、私が働いているのは、(ざっくり)北陸の真ん中辺りにある機能訓練型デイサービスです。
機能訓練型デイサービス、ってもう大分浸透しているのでしょうか?
いわゆる、リハビリ中心のデイサービスです。
利用時間は、午前・午後それぞれ3時間で、1日2部制。
食事も入浴もありません。
なので、食事介助も入浴介助もココ数年してませんねー。
排泄介助は、認知症の方のお手伝いくらい。
オムツの扱いも全然してないです。
介護福祉士なんですけど、介助技術に関しては経験が浅くて、自信が無いのがたまにキズ…。
それも、今はだいぶ割り切れましたが。

ウチでは、3時間ほぼ体操のみ。
メドマー(下肢加圧マッサージ機)はありますが、マッサージの手技は基本ありません。
脳トレ体操はしますが、いわゆるレクリエーションはほぼありません。
(レクの定義も範囲がわからないですけどね。)
ウチのデイの管理者に言わせると、機能訓練型デイサービスの全てが、「機能訓練型?」ではないようですけど。

年齢層は、今は70代〜100歳まで!
マシントレーニングしたり。
マットでストレッチポールをしたり。
踏み台昇降運動を10分したり。
皆んなで、鎌田式スクワットをしたり。

いやあ、皆さん3時間よく頑張ってますわー。
もちろん、体力や病歴はそれぞれなので、なかなか動けない人もいます。
でも、周りの皆が頑張っているからか、ほとんど嫌がられることもなく、運動しています。
自分も、運動の指導をしながら、身体を動かすことの大切さを感じますね。
事務仕事でパソコン作業が続くと、お尻周りの筋肉を中心にバッキバキになって、痛だるくなり動きづらくなります。
動かないことは、身体によくない。
(多分、心にも。)
もちろん、やり過ぎも毒になっちゃいますけどね。
ほどほどが、良薬。

約6年前。
前職のグループホームを退職して、少し体と心を休めようと思っていたとき。
専門学校以来、お世話になっている先生から、
「新しいデイサービスの立ち上げスタッフ募集してるんだけど、行ってみない?」
と誘われ、今に至ります。
…今思うと、何にも考えてなかったなぁ。
デイサービスなんて、実習に行ったくらいだし。
機能訓練なんて、口腔体操くらいしかしたことないし。
割と自立した人たちが利用しているけど、元々話し下手だし、前職は認知症の人の対応で、正直、関わり方の配慮が違う部分が大きい。
本当に、何にもわかんなかった。
初めは利用者さんも少ないし、手持ち無沙汰がかえってしんどかった。
その頃から利用している利用者さんに、
「初めの頃は、怖そうな感じやったなぁ」
と笑って言われます。
でも、この6年の経験は、今思うととても大きな収穫だと思います。
特に、ケアマネジャーの研修で、ケアプランを考える時に、この経験が生きていると感じました。
大きくは3点。

①ポジティブ思考ができる。
円背の強い100歳の人でも、車椅子から自分で立ち上がって立位保持をがんばれる。
そんな姿を見ているから。比較的ポジティブな目標を考えられると思う。

②一歩引いた目線で利用者さんを見れる。
トイレ・お風呂・食事等の場面場面の困りごとに注目してしまうのではなく、この人にとって、必要なことは何かを考えられるように。

③生活に即した視点で見れる。
ウチのデイでは、機能訓練加算Ⅱを算定していることもあり、計画書に生活に即した目標を反映しないといけない。

これらは、今の職場に来なかったら、なかなか得られなかっただろうなと思います。
数年越しでICFの研修を受けていますが、今の職場に来てからの方がストンと頭に入って来るようになりましたね。

しかし、6年も経つと年も取ります。
初めの頃から利用している利用者さんも、初めは軽度だった認知症症状が強くなっている人もいます。
これも、今の職場でなかったら、なかなか感じれなかったことかと思っています。
人は誰もが歳を取る。
身体も、体力も、判断力も、老化する。
それは、当たり前のこと。
でも、なかなか受け入れ難いこと。
関わる人たちが、少しでも、自分にとって楽に居れるように。
杖になって、活用してもらえるような存在になりたいと思います。


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まとまったのかな…?
なんともいえないけど、文章にすると「こんなことも考えてたんだ」って気づくこともありますね。
それはそれで収穫。

ひとまず、よしとしよう。

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