チューリップ初期3アルバム個人的ベスト10
先日のBar bossaの林さんのツイートで中島ノブユキさんとのチューリップ(財津和夫)のメロディがすごくよいという会話をみて、
ついついこんなリツイートしてしまいました(笑)
というわけで、独断と偏見なチューリップアルバム初期3作品(4作品?)ベスト10です。
まずはアルバム紹介
魔法の黄色い靴
1972年6月5日発売
1 魔法の黄色い靴
2 あいつが去った日
3 千鳥橋渋滞
4 ハーモニー
5 おいらの気楽な商売
6 私の小さな人生
この音源はこのアルバムとは違いまぼろしのメンバー。
財津和夫、吉田彰、末広信幸、宗田慎二
7 もう笑わなくっちゃ
8 言葉が出ない
吉田彰ボーカル。
9 思えば遠くへ来たものだ
10 どうして僕は淋しいんだ
11 風
12 大魔法の黄色い靴
チューリップの記念すべきデビューアルバム
すべてがここから始まった。今聴いても1曲1曲が名曲。タイトル曲でもある『魔法の黄色い靴 /ハーモニー』をシングルデビュー曲と思っている方が多いと思いますが、実は幻のデビュー曲は『私の小さな人生/コケッカキの住む沼』。メジャーデビューは『魔法の黄色い靴』
アルバム自体はヒットまではいかなかったが関係者には一目おかれていたそう。ビートルズを彷彿とさせる美しいメロディ。
日本版「イエローサブマリン」
君のために生まれかわろう
1972年12月5日発売
1 新しい地球をつくれ
このライブ音源は1981年なので大分たってからです。
2 風車
3 外へ出ちゃあぶないよ
4 早くおいで
上田雅利ボーカル。ソロライブなどで今でもドラム叩きながらボーカルがパワフル。
5 雨が
6 いつもいつも
7 ぼくらの愛が消えてしまうはずはない
8 もう一度生まれかわろう
9 君のために生まれかわろう
再結成2000年から。
10 箱入り娘
11 電車
12 一人の部屋
決してこの世界観ではなかったけど、この曲聴くと中学生の頃にタイムスリップします
13 バイバイもうさよならさ
セカンドアルバム
3曲目のシングルカットの『一人の部屋』もヒットせず、このセカンドアルバムはヒットしなければ契約解除の条件つきで発売された。
このアルバムもヒットはしなかったが、約半年後の4月20日に発売された『心の旅 /夢中さ君に』の心の旅の大ヒットにより最後の最後で大逆転。初期3枚のシングルがボーカル財津和夫でうまくいかず、ボーカルを姫野達也にしてヒットしたことは当時の財津さんは悔しかったんじゃないかなと思う。
オリジナルアルバムではないが…
契約解除をのりこえ、すぐベストアルバムがでます
心の旅 TULIP BEST
1 心の旅
特別言うことありません。起死回生
2 僕のお嫁さん
3 道化者
4 二人で山へ行こう
吉田彰の太いボーカルの世界観から財津和夫のさわやかな世界観へとメドレーになる。初めて聴いたときはとっても違和感あった・・・
5 風よ
6 千鳥橋渋滞
7 魔法の黄色い靴
8 一人の部屋
9 夢中さ君に
10 君のために生れかわろう
11 田舎へ引越そう
12 電車
1973年6月5日発売
これをサードアルバムと思っているかたも多いのでは?そういう意味ではオリジナルアルバムに『心の旅』は収録されていないということです。
その後たて続けに半年後の1973年12月1日に、ライヴ アクト チューリップ というライブアルバムも発売します。
実はチューリップはその後ライブアルバムがたくさん発売されることになります。
TAKE OFF (離陸)
1974年4月5日発売
1 TAKE OFF
2 明日の風
これも再結成のライブ映像。チューリップは財津作品と並行して作詞:安部俊幸、作曲:姫野達也作品の名曲も多い
3 そんな時
これは1982年のLIVE ACT TULIP THE1000thの映像。よってすでに初期のメンバーではない
4 見すごしていた愛
5 サンセット通り
6 おしえておくれ
吉田彰ボーカル
7 セプテンバー
8 あの、ゆるやかな日々
9 ハートせつなく
10 青春の影
1976年の映像。
11 愛は不思議なもの
12 悲しみはいつも
13 ぼくは陽気なのんきもの
14 笑顔をみせて
心の旅のヒット後、次のシングルが『夏色のおもいで /しっぽの丸い子犬』『銀の指環/セプテンバー』とA面は姫野ボーカルが続く。
そして大ヒット作がでてからの海外録音のサードアルバムがTAKE OFF(離陸)。
ビートルズを意識した作品もここから急に洗練された印象になっていきます。バンド色がとても強く、先の2枚よりパワフル。
このアルバムでは財津ボーカルの後世に歌い続けられる名曲が多いのも特徴。
第1位
魔法の黄色い靴
この曲に出会った時の感動は今でも覚えている。
デビュー曲でもあるけど、チューリップの世界観が一番凝縮している作品かなとおもう
第2位
ハーモニー
財津さんのメロディーの綺麗さと歌詞の世界のアンバランスさが逆によい。
大人になってからよさがわかった気もする
第3位
私の小さな人生
この曲の完成度はすごいと思う。だからこそヒットしなかったのは当時ショックだったんじゃないかな
今の財津和夫に捧げたい曲
第4位
1人の部屋
ハーモーニーと同様メロディーが財津和夫らしい1曲。個人的には青春の影よりこの弾き語りが好き
第5位
千鳥橋渋滞
姫野達也のボーカルの魅力ならではの作品。
第6位
道化者
吉田彰の中では1番好き。彼が脱退してから財津作品の「さよなら道化者」は吉田のことを歌っているのかと当時話題になりました
第7位
君のためにうまれかわろう
これを青春と感じるおじさん多いんじゃないかなといつも思う。もちろん僕より先輩の年齢の方々ですが・・・
第8位
明日の風
姫野、安倍コンビの曲はかっこよいものが多い
第9位
風
チューリップの作品のなかで良く出てくる歌詞は「抱く」と「風」のような気がする
第10位
セプテンバー
僕の中ではTAKE OFF(離陸)の作品イメージではない。
今聴いいても新鮮
まあ、独断と偏見なベスト10です。「心の旅」や「青春の影」が入ってないじゃないかと言われそうですが、そういうもんなんです・・・
個人的には「あいつが去った日」も入れたかった・・・
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チューリップ初期の作品はヒットに恵まれない不遇の時代をへて、「心の旅」のヒットから自信と確信へと変革していくのがアルバムでもわかるなぁ。
チューリップが絶頂期、「魔法の黄色い靴」や「夢中さ君に」「銀の指輪」などのライブでお決まりの曲以外は初期の作品が演奏されることはあまりなかった印象がある。やっぱり不遇の時代の曲は避けていたのかも・・・
でも彼らも解散してから再結成などになり、初期の作品をかなり多く演奏していたので、逆に当時のピュアな頃の作品を演奏したくなったのかなとも感じたり・・・
財津和夫が大腸がんの手術で45周年ツアーが中止となりましたが、
7月に無事退院したとのこと。
まずは静養されて完全復帰楽しみにしています。
これはチューリップの「私のちいさな人生」のカバー曲ですが、すごくよい!
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