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そろばん塾が「そろばんテック」で進化しているらしい

これは一般化した話ではなくて、あくまでも夫婦間での私的な話ではありますが、娘の習い事で特によかったのは、「そろばん塾」だよね。と話しています。

それぞれ子どもには個性があって、合う合わない、得意不得意などの違いがあるでしょうから、うちの子どもの話です。

そろばんの何がよかったのか?

何がよかったのかと言えば、「暗算力が鍛えられた」ということだと思っています。

小学生の頃であれば算数、中学生になった今だと数学が得意科目になっているのは(他者比較ではなく自分比較で)、暗算力が幼少の頃に鍛えられたことによる計算力の高さと自信につながったと思います。

算数や数学というのは、学校の科目の中でも重視される傾向があるので、この科目に自信が持てることは、他の分野でも良い影響が表れているように思います。

日常生活においても、数字を計算することは多くの場面であるので、その後の人生においても良い影響がありそうです。

そろばん人口はどうなっているのか?

うちの場合は、たまたま近所におじいちゃん・おばあちゃんが運営している寺子屋のようなそろばん教室があったので通いはじめました。ですが、全国的に流行っている印象もなかったので市場についてネットで検索してみました。

2012年(平成24年)までの「そろばん教授所 事業所数・従業員数の推移」によると、1986年(昭和61年)からの26年間にかけて、事業所数は13,010から6,901へと半分程に縮小しています。

2012年以降の事業所数の推移はわかりませんが、2016年から2020年にかけての珠算能力検定の受験者数の推移は、49,165人から28,223人へと4割程少なくなっています。ここから推測するに、市場としてはさらに縮小傾向なのだとは思います。最近の少子化の影響もあるのかもしれません。

「そろばんテック」なるものがあるらしい

そろばん教室自体は縮小傾向にあるようですが、調べてみると以下の記事を見つけました。

株式会社Digikaが提供している新しい暗算学習法のようです。

そろばんの仕組みをiPadで応用した、新しい暗算学習法です
短期効率的に一生の財産となる「イメージ暗算」(そろばん式暗算)が身につきます!

と紹介されています。

創業された方が本も書かれていたので、こちらも読んでみました。

海外の「そろばん教室」と日本のちがい

読んでみた初めて知ったのですが、そろばん教室は世界中にあり、日本は決して「そろばん先進国」というわけではないようです。

海外のそろばん教室が目指すのは、そろばんを上手に使えることや検定合格ではなく暗算力をつけることや右脳を鍛えること、そして算数や数学、生活に暗算力を活かせるようにすることです。

世界最大手のそろばん教室「UCMAS」は世界75カ国に5000校、100万人以上の生徒を持っている世界最大のそろばん教室フランチャイズです。

そこでは両手式そろばんを取り入れていますが、一番最初に考えられたそろばんの使い方にこだわらないのは、そろばんを右脳開発のツールとして捉えているからだとか。

日本でも「暗算教室 そろタッチ」の増加により、進化しているようです。旧来のそろばん教室でも十分に効果があったとも思っているので、これから小さなお子さんの習い事を考えはじめているなら、考えてみてもよいかもしれません。





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