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プリンセス・クルセイド

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王子の結婚相手を決めるため、少女たちは剣を取る。剣と魔術で闘うファンタジーです。
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2018年10月の記事一覧

プリンセス・クルセイド 用語解説 【チャーミング・フィールド】

プリンセス・クルセイド 用語解説 【チャーミング・フィールド】

 ごきげんよう、皆さん。私の名前はインカローズ。第2部も急展開って感じになってきたんじゃないかしら。今日は今回のエピソードでも登場したチャーミング・フィールドについて解説するわ。それじゃ、早速いってみましょう!

チャーミング・フィールド チャーミング・フィールドに降り立ったイキシアは、まず自分の剣を確認した。柄の部分に色とりどりの宝石が散りばめられた聖剣。はっきり言って、彼女の趣味ではない。その

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プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 5

プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 5

「くっ……させるかあっ!」

 メノウはおよそ彼女らしからぬ叫びを上げながら鋭く剣を振り、斬撃波を放った。刃の先から細く長い光の筋が飛んでいく。

「グルアアッッ!!」

 だが大地を揺るがすようなマンティコアの叫びが、これを空中でかき消した。直後に繰り出される鋭利な爪での斬撃を、メノウは辛うじて前転で回避する。

「やはりダメか……ならば!」

 前転を終えると同時に、メノウは剣を謹聴させた。胸

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プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 4

プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 4

「やはり似ているな、あの屋敷に……」

 赤い絨毯が敷き詰められた広い廊下を歩きながら、メノウは静かに独りごちた。その景色は、彼女がアンバーの奪還に向かった屋敷のそれに明らかに酷似していた。

「チャーミング・フィールドは心の中の現れだという話だが……なぜ彼女がこの屋敷を? 何か関係があるのだろうか……」

 そこまで考えてから、メノウは自らを顧みた。彼女のチャーミング・フィールドは月夜の草原だが

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プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 3

プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 3

 うららかな日差しの下、タンザナは鍛冶屋の軒先に出て大きく伸びをした。

「ふう~、やはり朝の太陽は心地よさが違いますね」

 感慨深げな声を漏らしながら、タンザナは空を見上げる。

「それにしても、今朝の太陽は随分と高いところから昇ったのですね。まるでもうお昼かのようです」

「――実際に昼ですわよ!」

 胡乱な発言を聞き咎め、付近の隣の仕立て屋の陰からイキシアが叫んだ。

「何が朝の太陽です

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