400字日記 寿
成人式。
近頃は「二十歳のつどい」などと言われているそうなのだが、先日又吉さんのラジオ〈あとは寝るだけの時間〉の自由律俳句コーナーでは「成人式」がお題だった。その中でわたしの投稿した俳句も読んでいただいた。
「俺の時はTHE虎舞竜が来た」と毎年語る上司
これはほぼ実話なんだけど、実際は上司ではなく少し歳上の仲良しの友達。わたしはこの話が大好き過ぎて毎年、成人式が近づくと自分から「THE虎舞竜来たんだよね！」と振っている。なので又吉さんに選んでいただけて嬉しい。ありがとう友よ。らぶ。
しかし考えてみると、年齢をお祝いするのって二十歳以降は六十歳の還暦までないよね。そして、六十歳からは急に怒涛だよね。還暦からの古希からの喜寿からの傘寿からの米寿からの卒寿からの白寿からの百寿！！！寿寿寿！！！すごいね。どういうことなん。三、四、五十代完全スルー。ノーコトブキ。
いや、俺たち今日を生きてるだけで寿だよ。
今日という日を生きておめでとう。