副業PMをやってみた感想と学び

こんにちは。小西です。

数ヶ月前から前職の同僚からの誘いを受けてスタートアップでPMとして副業の仕事をしています。

ステークホルダーが多く抽象的な仕事が多いのでPM副業は難しいと思っていたのですが、意外とワークして喜んでいただけているのでその内容や学びを共有しようと思います。

働き方や業務内容を自分から提案したのが良かった

少ない時間で貢献できるように業務を割り当ててもらうのは難しいのでは、というのが話をいただいた時の懸念だったのですが、こちらから色々と提案をしたことでクリアすることができました。

  • 開発案件の精査と同じですが、Howを単品で受け取ってこなすだけではアウトカムにつながる保証をできない

  • かといって、定期でざっくりアドバイスをするとかも関与度合いが薄くて物足りなさそう

ということで、クライアントの状況を深くヒアリングしてどういう立ち回りをするのが良さそうかという提案を行いました。

結果的に、下記のあたりをやっていますがクライアントからも好評ですし自分も業務内容への納得度、成果を出せている自信を感じながら仕事をできていてとても良いです。

  • CJM、PFD、サービスブループリントを起こしてユーザーの課題やメカニズムを把握する

  • それをもとに体験のサイクルを作って優先順位を作る

  • 優先する体験を実現しうるロードマップと機能案作り


他の企業さんからもお声掛けいただく機会があり最近ちらほら話しているのですが、下記をオープンに話したうえで着地点を考えるという形式にしています。この進め方はPM副業を考えている方には本当におすすめです。

  • ざっくりいつどれぐらいは時間を作れそうで、どんなことができるのか

  • クライアントの課題は何で、どんな役割を求めているのか

MTG+事前事後の作業の月合計10時間強の仕事で成果を出すっての結構できるんじゃないかと思ってます。


違うフェーズ、ドメインのプロダクトにかかわれるのが楽しい

これは副業あるあるだと思うのですが、実際やってみてかなりあるなというのを実感しました。

前職でも現職でもそれなりの規模になった会社、プロダクトを扱っていまして、程よいベンチャー感と組織化の狭間のフェーズの経験に偏っていました。

副業先は正社員4名とかの規模なので、プロダクトも会社の仕組みもよりカオスに近い環境です。
どっちが良いとかはないのですが、この規模故の「自分が貢献できている」感、頼りにされてる感、スピード感なんかは魅力だなと思いました。

あとは、副業先ではB向けのプロダクトを扱ってまして「これはこれで面白いな」と思うようになりました。
noteにいるからか「C向けプロダクトのユーザーの多さや反響の大きさ、大規模データを扱えることこそ至高」みたいな考えを持っていた節があったのですが、B向けプロダクトもありだなと。
顧客の業務あり方をプロダクトとオペレーションを用いてリデザインするというのは結構インパクトある気がしてモチベになってますね。


業務委託というプレッシャーが心地良い

会社員disのつもりは全くないんですが、「自分で自分を値付けする」「ダメなら切られるリスクがある」「合わないなら自分からも切れる」というのは程よいプレッシャーになって仕事のモチベを上げてくれるなというのを非常に思いました。(これを本業にするとそんな悠長なことを言ってられなくなるのかもしれないですが)

本業側は解雇されるリスクがないから手を抜いてるとかそういうつもりはないのですが、自分の成果や能力について厳しく見られているという自覚はもう一段の努力を引き出すのに一役買っている可能性あるんじゃないかなと。




PM副業の学びと感想は以上です。

エンジニア、デザイナーに比べて副業がしにくそうな職種なので、業務内容の提案なんか誰かの参考になるとよいなと思ってます。
もう少し事例が溜まったら仕事の取り方や具体的な内容をまとめた記事なんかも書いてみたいです。



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