VTuberの最高の自己紹介動画は何だろう

 この記事は、眠犬らうらさんの配信中に話題に上がった「VTuberの自己紹介動画はどんなものが良いか」というテーマを広げて書きました。私の意見や体験を基に、良いと思える条件や手法を羅列していきます。
でも書いてる私はただのリスナーなんだよね...



記事の前の Q and A

Q. 配信者でもない癖に指図するな。理想論を押し付けるな。
A. 押し付けておりません。これは個人の意見です。この記事の話を守る義務や責任は誰にもありません。たとえ推しがこれと合致しない自己紹介動画を出しても、全く気にしません。

Q. この記事を厳密に守らないと人気になれない?
A. そんなことはない。外見とか声とかコンテンツとか、左右する重要な要素はたくさんあります。ここの記事の内容は、それらの魅力をより伝えやすくする条件や手法だと考えています。

Q. この記事の内容と意見が違う!
A. ぜひ教えてください!!コメントでもTwitterでも大丈夫です!!反対意見、他のアイデアでも大歓迎です!!



条件や手法

・動画時間が短い
・インパクトや魅力の大きい情報が動画序盤にある

 動画はなるべく短い方がいい。全体で3分以内が理想的だと思われます。自己紹介動画を再生開始する時点で動画を見続けるモチベーションは常連リスナーほど大きくない場合がほとんどです。合わない・飽きた場合は早々に離脱します。加えてVTuberを初見で見る場合、外見(サムネ)→ 声 → 対応やコンテンツの順で情報が入ってきます。すなわち、視聴者に合わない・飽きるモノが存在する場合、自己紹介動画では外見→ 声 → コンテンツの順に判断されていくことになります。声が合わない場合はどうしようもないですが、コンテンツについては改善できる部分もあります。内容に飽きることによる視聴中止については、自己紹介動画自体を短くし、動画内の序盤に飽きにくいインパクト・魅力の大きいコンテンツを置くことで、減らすことが可能だと考えています。

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図:視聴者の減少の推移


・ハイペースで話し徐々にペースを落とす

 前述の様に、早々に飽きる事を防ぐために序盤にインパクトや魅力の大きい情報を出すと同様に、情報量の多さで飽きを防ぐという手段があります。情報量を増やすためには、映像的なモノもありますが、ハイペースに話すという方法もあります。ただし、時間が経つと最後まで見てくれる視聴者の割合が増えますし、聞いている側も脳が疲れてしまうので、話すペースは徐々に落として落ち着いていくのが良いと考えられます。


・情報量の少ない時間が計画的にある

 まとまりのない情報を一度に受信すると混乱します。なので定期的に情報量の少ない時間を設けることで、情報の区切りを認識でき、脳もリセットできます。また、情報の多い中で突然情報がなくなると、集中力を一旦切って、再度集中し直すことが出来ます。オープニング(OP)やエンディング(ED)、アイキャッチ、ジングルなどと呼ばれるものがYouTuberやテレビ番組、配信でも見られますね。そういう界隈でこの考えは常識だったりします?それとも別の理由ですか?ただ、情報量の少ない時間が長すぎると飽きる原因にもなるので、せいぜい数秒程度が良いのでは?と思っています。動画開始直後、一瞬だけ無言の時間があると、動画にすごく入り込める気がするのですが、気のせいですかね?

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図:情報量の時間経過


・外見上の魅力を動画序盤にズームで出す

 VTuberは魅力的な外見の方が多いですし、それが視聴のきっかけになるケースもあります。外見上の魅力は大きな武器です。なので、動画序盤で外見上の魅力をズームで映してアピールするのは有効です。俗にいうガチ恋距離。これはらうらさんと同意見だと思われます。ただ、魅力的な部分が複数あり、十分なズーム表示が難しい場合は、少し小さめにズームするか、部分を一つずつ表示するか、それは好みが分かれると思います。私としては、その魅力が他と関与しない独立した魅力である場合なら、そこだけズームで表示する方が良いと思います。

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図:外見上の魅力のZOOM表示


・情報を全て声で発信しない
・映像上の情報に声で補足情報を発信する

 声で発信する情報は、重要な基本情報と補足情報だけで良いと思います。これはプレゼンの際にも言われるテクニックです。視聴者は映像を見ているので、映像には記載しているが重要性の低い情報をわざわざ読み上げなくても問題はない。声で情報発信する速度より、目で文字を読む方が一般的に早いので、そちらの方が動画を短縮でき、情報発信に強弱をつけてスムーズに発信できます。逆に話す内容を全て画面に記載すると画面がゴチャゴチャになり、重要な情報が埋もれてしまいます。なので、重要な補足情報がある場合は口頭で補足した方が動画内容が深くなり、映像的にも良いです。

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図:映像に列挙される基本的な情報

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図:VTuberが持っている基本情報とその背景の関係


・動画中に重要性の低い情報が存在

 厳選した重要情報だけで映像を作成すると動画自体はシンプルになる反面、これ以上掘り下げようのない動画になる場合もあります。なので、重要性は少し低いし今後の配信で大きく登場することはないものの、今後の話題になる様な基本情報をさりげなく登場させると、内容に厚みと情報の強弱が生まれます。

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図:映像に列挙される重要性の低い基本情報


・定期的な自己紹介動画の更新

 活動してるうちに声や外見、その他雰囲気が徐々に変わっているバーチャルさんは結構います。活動を通して動画編集技術が向上している方も多いと思います。なので、その時々の最新・最高の状態で自己紹介動画を取り、更新していくのは効果的だと思います。逆に、自己紹介動画が古くて現在とギャップがあるのは古参リスナーには面白い反面、初見視聴者にはギャップによる印象低下を招く場合も考えられます。


・自己紹介動画が見つかりやすい場所にある

 長期間活動していると、動画や配信アーカイブで一覧がゴチャゴチャになります。初見さんが最初から長時間の配信アーカイブを見たり、シリーズもののゲーム実況配信を最新から見るとは考えにくいので、自己紹介動画が見つかりにくいとそれだけで初見さんのモチベーションを下げてしまいます。


・これ以外のテクニック

 これ以外のテクニックについては、プレゼンのテクニックや、絵や広告のレイアウトテクニックも参考になる情報が多々あると考えています。映像の文字のレイアウトや立ち絵・文字の配置バランスはそれらに準じていると思います。


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最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます。最初にも述べましたが、この内容は誰かに対して押し付けたり要望している訳ではありません。意見の情報発信です。意見や反論も是非お待ちしております。

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