バーチャル界隈で今後起きる事(妄想)

まえがき

 バーチャル配信者やバーチャルYoutuberなど、Vコンテンツを提供・享受する、いわゆるバーチャル界隈で、今後起きることを妄想しました。なのでここに残します。完全に根拠はありません。妄想なので全て断定です。ちょっとメタい。


ちょっと先の未来

・市町村や大企業のバーチャルさんが劇増

 これは、ゆるキャラと類似の流れである。少子高齢化による人口減少・利益の減少に伴い、よりよい広告手段を目的として需要が増える。市町村については、少数の市町村PRバーチャルさんが大きくバズった事を契機に需要が激増する。ただしこれは一過性の流れであり、10年以内に収束し、その影響で中古機材がより安価で出回る様になる。


・バーチャル界隈向けの情報商材/書籍が増える
・バーチャル配信者の養成学校が設立
・バーチャル向け貸しスタジオが微増
・バーチャル活動向けスタッフバイトが発生

 これは2つの方向性から発生する。人材育成・後方支援を目的とする有志による発生と、商売を目的にした発生である。特に商売を目的とした発生は主流となる。例えば、大手バーチャル事務所が得たノウハウを使って運営するなどが考えられる。バーチャル活動による直接的な利益は人気なバーチャルさんに集中するため、活動ではなく人材育成・裏方で利益を出そうとする人が多く出る。この傾向は大都会で集中する。ただしこれらの業者が必ずしも良心的とは限らず、詐欺行為や過度な広告、1対1の繋がりが発生したことによるトラブルも必然的に発生する。これは各種専門学校や声優・アイドル養成所などで起きるトラブルと類似である。この様なマイナス面もあるが、バーチャル活動を行う上で必要になる情報がスムーズに得られやすい環境になる。また、参入ハードルが下がる。



・動くバーチャルファッションが流行

 服についている柄が動く様になり、それを利用したファッションが流行する。服が発光・点滅するだけに留まらず、服に付いた魚が服の上を自由に泳ぐ様なオシャレファッションが登場する。服に描かれたただし、画像処理の関係から、普及は大手組織や、高性能PCを持つ一部活動者からゆっくりと進む。柄が動くファッションは、既にアイデアとして登場している。


絵師:海老原べにこさん(@ymdbnk)様


・バーチャルワールド内に広告が登場

 バーチャルワールドの施設や、バーチャルさん本人の服に広告が登場する様になる。まずは静止画の広告が。後々は動く映像広告が登場する。ただし、これはリスクもあり、大手企業と広告契約を結ぶ場合、炎上などによってお互いに不利益が発生する場合もある。一部の大手バーチャルさんはそれによる利益を大きく享受する。


・画像処理による全身モーションキャプチャが普及

 現在、バーチャル界隈でモーションキャプチャをする際は基本的に専用の機材などを使用している。表情に関しては画像処理による識別を行っているが、今後はそれが全身に普及する。技術は既に中国で開発が始まっている。簡易なものはスマホ1つで全身をモーションキャプチャでき、より高度なものは踊ってみた動画などで使用される。高度なものでは、これを複数人同時に行えるようになる。例えば、舞台で踊る複数人のモーションをキャプチャし、後ろのモニターに居るバーチャル肉体をリアルタイムで踊らせるなどが可能になる。大きなイベントなどで活用される様になる。

・モーションキャプチャによる動きの指導が開始

 画像処理によるモーションキャプチャが普及すると、それを教育・指導の現場で使う人たちが現れる。例えばダンス、伝統芸能、演技などの指導に利用される。数値化し、より客観的に評価しようとする流れが来る。ただし、大きく普及するのは遠い先であり、まずは予算が豊富な大手組織・学校や、先見の明がある小規模組織による運用に留まる。

・3D肉体を使える本格的なゲームが一部登場

 例えばFPSやアクションゲームなどで、3Dの肉体をそのままゲームにダウンロードし、そのまま使えるゲームが登場する。それを機に、配信はしないけど3Dバーチャル肉体を持つ人間が一定数増える。それに向けて、簡易的に3D肉体を作るアプリケーションも登場する。ただしこれには制約も多く、全ての3Dバーチャル肉体を使えるわけではない。


先の未来

・モーションで個人の特定が可能になる

街並み

図:歩いている人をチェックしている様子

 専門機材を使わず映像処理だけで複数人を同時にモーションキャプチャできる様になった時、今度はそれで人間を特定しようとする研究が始まる。筆跡や声紋の様に、それで人間を判定できる様になる。それにより、街中の監視カメラを利用して人間を追跡したり、変装した犯罪者や指名手配犯を逮捕しやすくなる。一方で、この技術が一般に普及すると、映像自体が個人情報に近い扱いになり、映像をネット上に残すのは大きなリスクになる。


・バーチャルワールドでもう一つの人生を作れる

 現在は、模擬的にリアルの生活を再現する事ができるが、いずれ、バーチャルワールドでもう一つの人生を作り出すことが出来る様になる。1度作った共通の肉体を使い、ゲームやコンテンツを行き来し、相互にコンテンツを使えるようになる。ある意味、もう一つのもう一つの人生を作れる様になる。これに依存する人も多いが、リアルが苦しい時の拠り所にもなる。




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