【育児】しつけの方法
保育をしていると当然子どものことを叱らなければならない場面は出てきます。
その中で、怒られることを察すると逃げていく子どもに必ず出会います。
そのような子はおそらく怒られることを怖がっています。
大きな声で怒鳴られたり、大人の意見を押し付けられる。そんな経験が重なると子どもは話し合いをすること自体を避けるようになっていきます。
そうなると、今後成長した後にも逃げぐせがついてしまいます。
ご存知のとおりですが、子どもはまだまだ発達途中です。特に、1,2、3歳のお子さんのしつけが大変だと嘆くママは沢山います。
それはなぜかというと、イヤイヤ期に差し掛かる時期だからです。
この時期は 他人に厳しく自分に優しく の世界で自分のやりたいことが全てです。
とても子どもらしくて素敵な時期ではあるのですが、自分の「~したい」という感情が高まるあまり危険な状況になることもあります。
熱々の料理を自分でよそいたい!と聞かなかったり道路で一人であるきたかったり
まだまだ自分をコントロールできないので危険であることにも気が付けないんです。
そんな危険な状況のときには、発達の途中だから仕方ないわねなんて言ってられないですよね
それではどこまで寄り添えば良くてどこからしつければいいのか?と思いますよね
しつけ というと叱る という言葉が同時に浮かび上がってこないですか?
それはしつけを行わなければならない場面で叱ることが多いからだと思います。
でも叱りたくない。
そんな時は4つのステップを踏むことで効果的に伝えることができます。
まず一つ目は、気持ちを受容することです。子どもはなぜその行動をしたのだろうか?
考えてまずは気持ちを受け止めてあげます。
例えば、ブロックを奪ってしまって相手が泣いてしまった時に、使いたかったんだね といったように気持ちを代弁してあげて下さい。
2つ目に行うことは、事実理解です
その行動をしたことで起きてしまった事実を子どもに知ってもらうことが必要です。
可能であれば見せてあげる方が効果的です。
お友達を泣かせてしまったときには、○○くんが泣いているでしょ!
とつたえるのではなくて、どんな顔してる?と子どもに考えさせてみるのです。
すると、自分が泣かせてしまったという事実に気がつくことができるんです。
次に解決策を提示します。
このようなことが怒らないようにするためにはどうしたら良かったのかを子どもと一緒に考えるのです。
例えばものの貸し借りですね。3歳よりも上の年齢であれば、Kくんがブロックを使っているときにはどうしたらいいかなぁ?と一緒に解決策を探してみましょう
0.1.2歳児では少し難しいので、終わったら貸してもらおうか?とこちらから提示してみましょう。
最後です。これが一番重要かもしれません
その事実に対して向き合えた子どもを認めてあげて下さい。
ちゃんと向き合ってお話ができたね 正直に話してくれてありがとう
一連の時間そのものを認めてあげて下さい。
過去の動画で子どもを認めることの大切さについて話しているので、こちらを概要欄に貼り付けておきます。
今行ってきたことを、子供の気持ちにして言い換えると
1ままに話してみようかな?
2僕がしたからこうなってしまったんだ!
3こうすればよかったのか
4お話できてよかった
ここでワンポイントですが、ママの気持ちを伝えると効果的です。
その事実が起きてしまったことが悲しい 等ですね
このように大人の感情を表情に出して伝えると一回で話を聞けたりします。
先ほど説明した例のように、おもちゃを横取りしてしまったときには
1それで遊びたかったんだね
2だけど突然取り上げられたら○○くんも悲しいよね
3あなたがお友達を悲しませる子になったら嫌だよ
4終わってから借りようか
こんな流れで子どもに伝えられるといいですね
でも突然取ってしまったときにこのように解決策を完璧に提示するのは僕たち保育士でも難しかったりします。
普段子供と関わる中に、少しずつでいいので取り入れてみて下さい。
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