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#大切な日が言葉になったなら

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インタビューギフトサービス「このひより」が贈る、「大切な日」を文章に残すプロジェクト。読みながら「自分のときもそうだったな」と思い出したり、「いずれこんな日がくるのかな」と未来に… もっと読む
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2021年5月の記事一覧

どこまで関わったかで、父親になれるか決まる気がして。

少しずつ広がりをみせる「男性の育休」。このコロナ禍で、育児におけるパートナー同士の支え合いがますます大切になるなか、滋賀在住、会社員の祥秀(よしひで)さんは、自身2回目となる育休を取得しました。 「妻が大変な時期に傍にいて、3人の子どもたちとゆっくり関われたのが本当に良かった」 妻・真珠美(ますみ)さんの実家へ里帰りができなくなったことで、夫婦だけで出産を乗り切ろうと決意。大変なこともありながら、充実した1ヶ月を過ごしてきたときの気持ちを語っていただきました。 (聞き手

病院に向かう途中、月がすごくきれいに見えて。

2回目の「緊急事態宣言」が1都3県に出された直後の、2021年1月10日。滋賀在住、工芸作家の真珠美(ますみ)さんは自宅近くの病院で、3人目のお子さんを無事に出産しました。 過去、1人目・2人目のときに経験していたのは、自分の実家での出産。コロナ禍で東京への里帰りを諦めざるを得ず、当初は「とにかく不安だった」と真珠美さんは話します。 そんな彼女を支えてくれたのは、2回目となる育休を取得してくれた夫・祥秀(よしひで)さんでした。 ひとり病院に向かうタクシーのなかでの、不思