女子校ならではの「良さ」
みなさん、こんにちは。
コウノミホです。
秋も深まり、中高生は「文化祭」の準備に追われる時期です。
しかし、新型コロナウイルスの流行以降、文化祭が縮小されたことをきっかけに「飲食ブースの制限」や「外部ブースの廃止」など、内容がスリムになった学校も多くあるようです。
中には開催はするけれど、外部には公開しない学校もあるようですね。
我が家にも高校生の娘がおり、文化祭の準備を始めています。
娘が通うのは女子校なので、話を聞くと、女子校らしいノリに自分の学生時代を思い出して微笑ましく思うことも多いです。
女子校ならではの「良さ」
別学(女子校・男子校)というのは、多様性を重んじる時代には合わないとの見方も最近強まっているようで、共学校の人気が高まっているとも聞きます。
しかし、私は「女子校ならではの良さ」もあると思っています。
まずはメジャーな女子校の良さとして、
「女子校では、大工仕事もリーダーも、当然女子がやる」
という点があります。
ただ、これはもう古い価値観かもしれません。
今の子は、共学だろうと別学だろうと、好きなことをやるようですね。
思春期なら絶対に避けて通れないこと
しかし、やっぱり今でも残っている女子校ならではの良さはあると思います。
それは、思春期なら絶対に避けて通れないこと、
「恋愛」
に関連することです。
「のび太のくせに」事件
私が通っていた中高一貫校は、少し変わった運営をしていました。
高2まで別学(男子部・女子部)で、高3で共学になるというものです。
これは、もちろん大学受験にしっかりと対応する目的なのですが、結果として「別学(女子校)と共学のハイブリッド運営」となっていました。
つまり、周囲の女子メンバーは変わらない中、途中で男子が加わることになります。
その結果、いくつもの「恋愛」に関連する事件が起きました。
名付けて「のび太のくせに」事件です!笑
いったい、どんな事件なのでしょうか。
無意識のランク付け
女子は、同性に対して「モテそう」「モテなそう」と、無意識でもランクづけをしています。
しかし、特に思春期において、このランクづけは、実際の「モテ度」とは大きくずれていることが多いようなのです。
そして、私が思う女子校の良いところは、
「各自が頭の中で勝手にしたランクづけが間違っていても、誰も気付かないこと」
です・笑!
多くの場合、「実は男子に人気がある」女子は、口が堅く、誰にも話さずに他校の男子と付き合っていたりします。
ですから、女子校のうちは、本人が喋らなければ(今の時代ならSNSに色々書いたりしなければ、ですね!)その子に恋人がいることは、学校の友人には分からないままでした。
しかし、共学になった瞬間、男子が同じ空間にいるので、多くの女子が「モテに関する予想と現実のズレ」に気付いてしまいました。
そして、思春期の女子は、この「ズレ」に、とても過敏に反応するのです。
「のび太のくせに!!!」
と。
具体的な事例
<登場人物>―――
○○さん(モテそうby女子、普通の子by男子。△△くんのことが好き)
××さん(地味な子by女子、モテるby男子。他校男子と交際中)
△△くん(モテるby女子。××さんのことが気になる)
Aさん、Bさん、Cさん(○○さんのいつメン。キラキラ女子グループ)
――――――――――
こんなシチュエーションがあると、トラブル発生です。
Aさん「○○ちゃんは、あんなに可愛いのになぜ彼が出来ないの?」
と、これは何の被害もないのですが、やがて話はおかしくなっていきます。
Bさん「××さんって、何でモテるの?(のび太のくせに!)」
Cさん「ほんとだよね、○○ちゃんの方が絶対可愛いのに!!」
Aさん「△△くん、見る目なさすぎ!××さん、男子の前では態度変えるタイプなんじゃない?」
Cさん「絶対そうだよ!感じわるー(のび太のくせに!!!)」
キラキラ女子グループは、「モテ度」というよりは、「ギャップ(モテそうとモテるの差)」に反応して、××さんを攻撃するようになります。
ABC「のび太のくせにーーーーー!!!」(いや、そうは言いませんけれど・笑)
そんなわけで、別学の間は周りの目なんて何も気にせず部活や恋愛を楽しんできた××さんは、共学になった途端に、息苦しい立場になってしまったのでした。
「女子校向き」な子
いかがでしょうか?
この話をすると、多くの大人の女性が
「確かに、そういうこと、あったあった!!!」
とクスクス笑うのです。
大人になると、人生の中で恋愛が占める割合なんて大したことがないと思ってしまいますが、現役女子高生を見ていると、やっぱり良くも悪くも重要なことなのですよね。
ですから、共学の場合は、「モテ」に関して「のび太タイプ」で、かつ、うまく同性の攻撃をかわす力がないと、人目を気にして疲れることになる可能性が高いような気がします。
ですから、そういう子は女子校の方がのびのびとした中高時代を過ごせる「女子校向き」な子ということになるのではないでしょうか。
ギャップが攻撃の元
ところで、のび太タイプの子が、キラキラ女子グループからの攻撃をうまくかわすには、どうしたら良いのでしょうか?
もし自分の子どもがそのような状況に陥ったらどうしたらいいか・・・
ぜひ、考えてみてください。
ヒントは「ギャップが攻撃の元」というところです。
実は私は、ひとつの答えを持っています。
聞きたい!という方は個別に聞いてくださいね。
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いつでも、皆様からのご感想を、楽しみにお待ちしております。