2021年のほぼ日手帳選び。写真集のようなイメージカットに、選ぶ楽しさを思い出す。
毎日のスケジュール管理は、グーグルカレンダー・ほぼ日手帳・壁掛けカレンダーの3つを使用している。グーグルカレンダーを使用し始めた時、PCにもスマートフォンにもこれが入っていれば、手帳と壁掛けカレンダーはいらないんじゃないかと数ヶ月試してみたが、上手くいかない部分があって結局復活させた。
手帳は2005年頃からほぼ日手帳を使っている。途中で他のメーカーを試す年も3回ほどあったが、結局戻ってきている。
そうすると10年以上、毎年の相棒ということか。
ほぼ日手帳はA6サイズの定番、A5サイズのカズン、A6スリムのウィークスがある。ほぼ日手帳の最大の特徴である1日1ページスタイルが好きで、昔は定番やカズンを使用していた。出産後は週間で予定を把握したいこと、他のカレンダーとの兼用なので記入内容は減らしたいことからウィークスを使っている。
9月1日から2021年度版のほぼ日手帳が販売されると知り、来年はどうしようかな・・・と思いながらホームページを開いた。
どうしようかな・・・?というのは、カバーが複数の種類あるからだ。
カバーの種類の豊富さはほぼ日手帳のもう一つの特徴で、今年はなんと100種類以上なんだとか。
とはいえ長い付き合いだ、もういろんなカバーを見て目移りすることはほとんどなくなっていた。ウィークスは幸いカバーと本体の一体型で種類も少ないし、すぐ決まるでしょ、と思いページを開いた。
最初に気になったのは、柚木沙弥郎さんの椅子のイラストが描かれたもの。
次に気になったのは、和田誠さんが星座のイラストを描いたもの。
和田さんの手帳、写真がとても可愛らしい。
なんだか抱きしめたくなる感じ。
あれ?そういえば手帳カバー一つ一つに、イメージカットがついている。
柚木沙弥郎さんの手帳は、白いレースのブラウスに黒いカーディガンを羽織った髪の長い女性が書斎で手帳に向かっているカットだ。
他も見てみたい。
そう思って、覗いてみた。
あぁ、このシルバーのムラがあるカバーに濃いめの赤いネイルの組み合わせ、大人で素敵。気遣いも仕事もできる女性って感じ。
アトムの手帳を持っているのは中性的な少年のようなモデルさん。アイメイクのピンクとブルーのアイシャドウが、ちょっとネオンっぽくて、未来世界のイメージとぴったり。
写真家の幡野広志さんのカバーは、湖畔の穏やかな風を感じる。
土屋鞄のカバーは、本2冊と一緒に手帳を持って喫茶店に入ってくる男性。わかる!私も喫茶店には本2冊と手帳で行く行く!
こういう人と本の話をしてみたい。
やられた!と思ったターコイズ。
このカバーには人物のイメージカットはない。手帳とモノとのスタイリングだけでこんなに印象的にできるんだ。
配置された形も大きさも異なる器は、青と緑のグラデーションの釉薬で、このカバーの色を引き立たせている。マットな質感の器の上に置かれたつやつやとしたライムもいい仕事してる。
そんな感じで、いつの間にか夢中になっていた。
それぞれのカバーにどんな個性があり、どんな物語が描かれているのかを見るのが楽しい。
毎年必ず買うものだけど、こんなにうきうき心躍ったのは久しぶりだ。
このイメージカットだけの写真集が欲しいくらい。
100種類以上あるカバーで、これを作り上げたチームに脱帽。
だってなんか全部あるっぽいんですよ。(まだ全部見たわけじゃないけど)
その商品のイメージにあわせた写真を撮影するって、大変なこと。おそらく頭も手も膨大な作業量だったはず。
だけど「大変だったわー」「苦労したわー」っていう感じが全くしない。「こんな感じでOKでしょ」っていう感じもしない。
これを作った人たちも、すごく楽しかったんじゃないかな?ってなぜか感じた。この子はどうする?こっちはこんな風がいいかも?そんなやりとりの声が聞こえてきそうだった。
買うのは1冊だけど、今年は例年より買うまでの時間が長くかかりそう。そしてその時間の長さが楽しみでたまらない。
完結を待っていた面白いと噂の長編マンガを、これから1冊ずつ読んでいく・・・そんなワクワク感。
手帳は普段使わない人も、使う手帳が毎年他メーカーで決まっている人も。写真や物語が好きな方は、サイトだけでも覗いてみることをお勧めします。
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