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「ねぇ、ママこれかっこいい?」とレゴを持ってくる4歳の長男

最近折り紙やレゴなど、何かを黙々と作ることにはまっている長男。今日も次男に先に夕食を食べさせていたところ、リビングの隣の部屋で作業していました。

「ねぇ、ママ。これかっこいい?」と出来上がったロケットを見せながら、私に聞きました。

「かっこいいよ!」と即答えようとしたときに、ふと頭に浮かんだのは、この子はどう思ってるんだろう?ということ。
顔を見ると「かっこいいでしょ!」と言わんばかりのドヤ顔ではなく、やや不安そうな表情でした。

私にかっこいいって言ってもらいたいのだろう。

意識しようとしまいと、親の言葉や態度がもつ子どもへの影響力は大きいものです。私にかっこいいかどうかを確認するのが習慣になれば、そこに基準を合わせちゃうのではないか。

もちろん作品に対して他の人がどう感じるかという視点を持つことは大切なこと。だけどそれより前に自分がかっこいいと思うもの、これいいよね!って思う気持ちを大切に作って欲しい。

そもそも私が理解できないかっこよさも世の中にはごまんと存在するんだし。

ということを10秒くらい考え、長男にこう聞きました。
「長男は、どう思うの?」

作品を見つめてしばしだまりこむ長男。
そのあと「僕はかっこいいと思う。」と言いました。

なので私もその後安心して、
「ママもかっこいいと思うよ。茶色だけで作ったんじゃなくて、緑も真ん中に入ってるんだね。それが両方の色をさらに素敵に見せてると思う!」
と伝えられました。

詩人の茨城のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩が好きです。
自分の感受性くらい自分で守れという詩ですが(この一言にまとめること自体、かなり野暮な行為ですが・・・)、子どもの感受性を潰さないように気をつけていきたいなと思いました。

その後も2度ほど
「ママ、これかっこいい?」と持ってきたのですが、その度に「長男はどう思う?」と聞きました。

そのうち「ママ、これかっこいいでしょ!」になるかな。

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