【発達障害当事者が書く】発達障害とは

こんにちは。もち餅です。今回は発達障害当事者であるもち餅が発達障害についてお話ししていきます。

1. 発達障害とは

 発達障害とは、生まれつき脳に障害があることの総称をいいます。また、成長過程である学習、言語、行動などにおいて社会的または私生活で様々な困難を感じる障害のことです。また、障害の特性から外見からは障害がみえにくく、「怠けている」「甘えている」など周囲から理解されづらい傾向があるため、約70%の発達障害当事者が「生きづらさ」を感じているということが明らかになっています。
参考資料 発達障害の”生きづらさ”に関するアンケート | 調査のチカラ (itmedia.co.jp)

2. 種類

発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。

https://onl.tw/2huS6

上記の補足ですが、ASD(自閉症スペクトラム障害)と一般的に言われています。

3. 症状

 発達障害の症状には特性にとって様々ですが、上記の説明通り、同じ「発達障害」でも特性の現れ方が違ったり、ADHDやASD,またはLDなどを併せ持つ当事者がほとんどであることです。

注意欠如・多動症(ADHD)とは
発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。

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自閉スペクトラム症とは
コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。

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学習障害(LD)とは
全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の学習のみに困難が認められる状態をいいます。

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 このように、症状によって様々であるため、自分が発達障害であるかどうかをインターネットでチェックする際には、当てはまるもの当てはまらないものが出てくる時がありますが、障害を併せ持つ当事者からみると、自分が発達障害かどうかという選別はあいまいであったり、一概にも全部が全部あてはまる特徴を持っているとは限らないので隠れている障害を見落とす可能性がある障害だと思います。インターネットの情報は参考程度にして、医療機関を受診し、自分が発達障害であるかどうかを確認することだけでなく、自分がどの特性に当てはまるのかを知ることが重要であると筆者は思います。自分が持っている障害の特徴をを知ることで今後の対策にもつなげることができます。

4.原因

発達障害の原因としては、以下のように、いくつかの説が考えられています。
遺伝子・染色体の異常(遺伝的要因・突然変異など)
生物学的要因(脳機能の異常など)
妊娠中・周産期の異常(妊婦の喫煙・病気など)
幼少期の病気や環境(子どもの病気やトラウマなど)

https://onl.tw/uT82hn9

5. 二次障害

 私たち発達障害当事者は常に「生きづらさ」を感じています。その要因として、コミュニケーション能力の欠如により、周囲とのコミュニケーションが上手くできないもどかしさや周囲と比較して自分はうまくいかない…など悩み、自信を失いやすい傾向にあります。そのため、特性が要因となって大きなストレスを感じやすいことがあり、その影響で精神疾患を合併する可能性が多いといわれています。これを発達障害の二次障害といいます。

 二次障害には、うつ病、適応障害、不安障害、強迫性障害、依存症、心身症、不登校・引きこもりなど発達障害が原因となってこのような精神疾患等が起こることがあります。
そのため、発達障害は早期発見が非常に重要であると筆者は身をもって感じていることです。

6. 私の発達障害について思うこと

 私の発達障害についてお話しします。
私はADHDとASDの発達障害当事者です。私が発達障害を診断されたのは、社会人になってからでした。診断されるまでは自分は発達障害疑惑であることは感じていたものの、発達障害という診断を受けて何の意味があるのか?と正直思っていたこともあり、診断するまでには時間がかかってしまいました。また、周囲も発達障害についてはあまり知らない様子でそれは「個性」であると片づけられ、問題が浮き彫りにならない状態でした。また、私自身でさえも発達障害が原因となる様々な問題が起こることに関して、自分自身の障害の特性を軽視していたといっても過言ではありません。主観的な意見にはなってしまうのですが、それほど発達障害は重大視されない見えない障害であることは感じています。だからこそ、早期発見することが非常に重要になりますし、軽度の発達障害だとしても自己判断で軽んじないことが発達障害という障害を理解する上で重要なキーワードであると思います。

7. 対策について

 発達障害は成長とともに緩和されることがありますが、「大人の発達障害」と最近よく耳にすることもあり、大人になっても改善されていないケースがほとんどであると伺えます。
 やはり、対策については現段階では発達障害は治せる障害ではないため、発達障害とともに生きていくという視点を持ち、自分の得意分野や不得意な分野を分析する力が必要不可欠だと感じます。また、発達障害に関しては見えにくい障害なので、医師に相談をすることが重要であると思います。その結果、自分が今後どのように生きていけばよいのかを考えるきっかけになります。

8. 最後に

 発達障害は総じて周りに理解されにくいことが原因で孤立してしまうことがあります。それは当事者も当事者の周囲を取り巻く環境も同じであると思います。私は発達障害が理解される時代がくるといいなという妄想を抱きながら、この記事を書きました。これからも発達障害とともに生きていくために試行錯誤しながら少しでも当事者が生きやすく感じられるように変わっていったらいいと心から願っております。

 最後まで見ていただきありがとうございました。このブログでは発達障害や双極性障害を持つ私がダイエットに挑戦してみたり、気になったことを記事にしてみたり、そのほか、自身の好きなものを投稿してみたり、様々なジャンルで投稿出来たら良いなと思ってます。よかったら、いいね♡をよろしくお願いします☺

ではまた(^^)/


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