[映画]レディプレイヤー1

#大雑把にレビューする

映画館での上映当時に気になっていたけどタイミングを逃してしまっていたレディプレイヤー1ですが地上波で放送とのことで初鑑賞しました。
ガンダムやメカゴジラやストリートファイターの春麗とかが出てくるアレです。
Wikipediaとかをみてみたらすさまじさがわかるのですが、本当にいろんな作品からいろいろなキャラクターなどがクロスオーバーとして登場しており、スピルバーグ監督たちが「著作権交渉に数年を費やした」というのにも納得。

ストーリーとしましては、社会現象になっているバーチャル体験的なゲームの世界を救うっていう最近ではラノベ小説家でもテーマに選ばなさそうなコテコテのアレです。
ストーリーはご都合主義で正直ガバガバですが、作品に勢いがあるので細かいことを考えなければけっこう引き込まれます。
どちらかと言えば映像の面白さだけでみせるような映画だと思うのですが、映像作品という意味ではそういう映画があってもいいんじゃないでしょうか。

こういう書き方をしちゃうと作品に対する酷評に見えちゃうかもしれませんが、これ、めっちゃくちゃ面白かったです。
とにかく、映像が面白いのでストーリーなんておまけみたいなものです。

日本のアニメやゲームなどの影響がめちゃくちゃ大きいようで、何度も目を凝らしながら鑑賞すると新しい発見が次々にある作品ということで、日本のアニメオタク、マンガオタク、ゲームオタクにとっては積極的に履修すべき映画かもしれません。
作中の世界観もあって何となくソードアートオンラインを思い出しちゃう感じがあり、特にファントム・バレット編の死銃(デス・ガン)によるプレイヤー本体への攻撃みたいなのも連想しちゃったり...

本編はオタク讃美歌かなっていうくらい、オタクが世界を救ってオタクが正義を遂行してよりレベルの高いオタクが崇拝される世界です。
「俺達にはこの世界があればいい」みたいな作品かと思いきや、最後は視聴者であるオタクたちをどぶの底に突き落とすような壮絶なハシゴ外しは歴史に残るクソエンディングと言え、地上波放送当時にtwitterがざわついたレベルでした。(だが、それも含めて面白い)

twitterではレディプレイヤーの地上放送時は関連するキーワードがたくさんトレンド入りもしていて、ガンダム関係のそれぞれの公式アカウントが劇中のセリフ「俺はガンダムで行く!!」に乗っかってきたのも面白かったですね。
こういう同時放送ならではのツイート実況的な盛り上がりも楽しかったです。
そういえば、ガンダムの質量感が軽すぎるのもなんか面白かったですね...
ガンプラかなって感じの軽さでした。

これ本当に80年代くらいからのオタクは何らかの形で面白さを見つけられる映画ではないでしょうか。
映像とネタに極振りすれば、ストーリーはそこそこでも文句なしに楽しめるんだなと感じました。

BD買います...

★★★★★(5/5点)


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