[アニメ]デカダンス

#大雑把にレビューする

けっこうノーマークだったのにふたを開けてみたら満足度の高い作品でした。
脚本担当がキルラキルでおなじみの瀬古浩司さんということで、キルラキルが好きだった人は抵抗なく受け入れることができる作品だと思います。

最初は正直なところキャラデザがぱっとしないなと思っていたのですが、それにもしっかりとした理由があって2話でいきなり意表を突かれる展開に。
最初は抵抗感があったキャラクター達も演じる力の勝利というか、作品がもつ吸引力というか、またたくまに愛おしいと思えるようになってくるのが凄かったところです。

たくさんアニメを見てきてる人にとっては、ストーリーにコテコテ感やどっかで見たことあるな感を感じると思いますが、そんなことどうでもいいくらいに面白い。
アニメをあまり見てない人にとっては衝撃に近い感情に振り回されて最後まで息をつく暇もないほど見入ってしまうのでは?

声優陣も豪華なこの作品ですが、私がこの作品で一押ししたいのは若手実力派ナンバーワンと感じている楠木ともりさんの演技と仕事に対する姿勢です。
演技力の高さはソードアートオンラインGGOの主役であるレンちゃんなどでおなじみで、ラブライブの最新アニメいわゆるニジガクでは優木せつ菜ちゃんとしても大活躍しています。
実力は申し分ないのですが仕事に対する姿勢も素晴らしくて、デカダンス放送のたびにtwitterでしっかりと作品の魅力を伝えようと宣伝しておられたんですね...
「そんなの大体の声優さんはやってるのでは?」と思われるかもしれませんが、楠木ともりさんは作品の魅力を自分の言葉でしっかり伝えようとして、いろいろな切り口から少しでも多くの方が作品を目にするようにという努力をしておられるのが伝わりました。
作品本編とは関係ない部分ではありますが、携わった人がしっかりと愛を持っているというのがこの作品のすばらしさの一翼を担っているのかなとも思いました。
もしも、自分が声優さんに仕事をお願いできる立場にあれば、間違いなく楠木ともりさんにはお願いしたい、一緒に仕事をしたいなと思える方でした。

作品を通して声優さんの人間的な魅力にも気づくのもうれしいところでした。

★★★★★(5/5点)

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