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【詩】空想工作室

美しきものが
まるで
工業製品のように作られる

様々な部品を調達し
工程のフローに乗せて
一つ一つ組み立てる

随分便利になった

誰でも
部品は手に入り
組み立てるツールも

表現する場も
提供されて

作品が溢れた

***

部品もツールも
そして
説明書も

与えられる必要なんて
なかった

空想は
元々あったし
元々なかった

オレの頭の中の方が
すごい

空想工作室

生まれた時から
空想に満ちていた