マガジンのカバー画像

仕事は自分で創れ

829
運営しているクリエイター

#中小企業

これからの経営者に求められるIT活用スキルとは?

これからの経営者に求められるIT活用スキルとは?

                            

流石に今の時代、規模の大中小問わず経営者でITを無視できる人はいないだろう。
20年前の経営ならいざ知らず、IT=経営環境といっても過言ではない時代、しかも、これは急速に進展する一方である。私は以前から、“IT活用を考える前に、IT社会に適応することが、これからの経営者に不可欠である”と経営者の皆さんにお伝えしてきた。

今、巷は、生成A

もっとみる
経営者のジレンマと試行錯誤

経営者のジレンマと試行錯誤

会社経営のやり方や方法は一つではない。
実際やってみたたら分かるが、きっと、引退するまで試行錯誤の連続だと思う。

私自身もそろそろ30年になるが、こうやれば上手くいくと言う感覚はあるが、それが10年通用するかと言えばそうではない。
今、お付き合いがある経営者で創業から40年、50年と言う方もいる。皆さん、チャレンジングというか、今でも経営を試行錯誤している。

日々実感しているが、経営環境は変化

もっとみる
情報にお金を払う人は一体どれだけいるのだろうか?

情報にお金を払う人は一体どれだけいるのだろうか?

情報はタダである。
日本ではこういう考え方が長く蔓延していた。

私が起業した頃、中小企業の経営者の多くは情報はタダでもらえという感覚が主流だったと思う。その頃、中小企業向けの有料の情報提供などは成り立たないと言われていた。
実際、中小企業向けの経営誌ぐらいが関の山で、とても重要な経営情報でもタダで手に入れるという人が多かった。

一方で、士業の顧問やコンサルタントと付き合っている人は、顧問料など

もっとみる
一流の仕事、そうでない仕事

一流の仕事、そうでない仕事

長年仕事していると、確信に至ることがある。
その一つが、そもそも、一流の仕事、プロの仕事の領域で活動している人は、一体、仕事する人の中でどれぐらいの割合だろうか?と思う。
感覚的な話しだが、1割いれば御の字だと思う。

それも、ある人が一流の仕事する人としても、その人がどんな仕事においても一流であるわけがない。流石に、一流の建築現場の監督がいきなりITの世界で一流の仕事はできない。
もちろん、どん

もっとみる
官公庁や自治体の入札情報で社会の変化を学ぶ

官公庁や自治体の入札情報で社会の変化を学ぶ

入札マーケットという言葉を知っている人は、ビジネスの世界にどれだけいるだろうか?

日本だけではないが、企業から見た経済活動と言うのは、民間事業と公共事業に分かれる。
公共事業と言えば、建設業などが分かり易い。今でこそ、少なくなったが、年度末(3月末)が近づくと、街中の道路工事がやたら増えていたのはいつ頃だっただろうか?

仕事をしていない時は、特に気にもならなかった。働きだして、だんだんと世の中

もっとみる
新入社員にPDCAを教えるとしたら・・・

新入社員にPDCAを教えるとしたら・・・

今、日本で新入社員として会社に入社して、PDCAを教わることができる人は、どれぐらいいるだろうか?
もちろん、中小企業に比べて、大企業の方が社員教育は充実しているし、その内容においても質が良くレベルが高い。

日本の現役のビジネスパーソンでも、PDCAの重要性を知らない人や、知っていても日々の業務で実践できていない人も多い。
また、PDCAが当たり前すぎて、ついつい、疎かになっていることも多いだろ

もっとみる
DX時代の購買履歴を活用する商売ってどう?

DX時代の購買履歴を活用する商売ってどう?

まあ、マーケティングの仕事をしたことがあるとか、CRMに詳しいとか、営業で突出した実績を残しているとか、こういう人には釈迦に説法だとは思うが・・・。
RMFというマーケティング、顧客分析の手法がある。
少しだけ解説すると、
RはRecency、MはMonetary、FはFrequencyであり、日本語では、Rは最終購買日、Mは購買累計額、Fは頻度となる。

このRMFという指標を用いて、優良顧客(

もっとみる
なぜ中小企業の経営者のサポートをAI君ができるか?

なぜ中小企業の経営者のサポートをAI君ができるか?

もし自分の会社の社長がAIだったら。
実は、これは私の著書の題名で、2016年に発刊したものである。
これは受け狙いで書いたわけでもなく、結構本気だった。

あれから数年たち、今は本気で中小企業の経営者をご支援するAI君を開発中である。
すでに、このブログでも何回か書いたが、AIではなくAI君と名付けている理由がある。
それは、親しみやすさや寄り添い感だ。

AIは皆さん、耳にされていることだろう

もっとみる
記録しないビジネスの危うさ

記録しないビジネスの危うさ

仕事ができる人の特徴の一つ。
それは、記録魔であるということだと私は考えている。
もちろん、他にも、誠実であるとか、責任感が強いとか、顧客志向であるとか、プロジェクト遂行能力が高いとか、コミュニケーション力があるとか・・言い出したら山のようにあるのだが、今まで数多くの人と関わってきて、統計学的には、仕事ができる人はメモ魔であると言って間違いはない。
あえて逆に言うと、仕事出来なくてメモ魔がいるかと

もっとみる
ITプロデューサーという仕事の今

ITプロデューサーという仕事の今

ITが世間で騒がれだした20数年前、SE(システムエンジニア)の役割が、問い直された時でもあった。SEとは、PG(プログラマー)と対で存在する。
いわゆるコンピューターを動かすソフトウェアを作成する仕事である。
一戸建てのオーダーメード建築に例えると、建築士と大工さんという感じでもある。
建築士の役割は、顧客の要望を聞いて、お好みの家を設計する。パースや設計図面を完成させる。そして、その設計書に基

もっとみる
中小企業支援に関わってすでに30年・・・

中小企業支援に関わってすでに30年・・・

近藤さんの本業は何ですか?
今、仕事の場面でこう聞かれたら、私が即返答することは2つある。
それは、中小企業支援とIT活用支援の仕事だ。長年、この2つを軸にビジネスをしていると、ここからは離れられなくなる。

このブログでも折に触れて書いているが、私は、私の希望とは全く違ってITに関わるようになった。
私が就職した頃は、コンピューターの仕事と言ったほうが、時代感とマッチする。当然、その当時、ITと

もっとみる
私がIT活用のペースメーキングを続ける意味

私がIT活用のペースメーキングを続ける意味

今のようにIT活用やIT社会への適応が、企業経営にとって不可欠なものになる時代が来るとは、30年ほど前に、誰が予想しただろうか?

私は、たまたま、縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。私が、20代の頃つまり30年ぐらい前、ITという呼び名はなく、ビジネス界での主流は、OA化だった。オフィスオートメーションの略だから、とても分かり易いと思う。
今は、死語に近

もっとみる
ダンプカーで小路、スクーターで高速道路

ダンプカーで小路、スクーターで高速道路

このプログのタイトルを見て、はてなマークが頭に浮かぶ人が多いと思う。
なぜなら、これは私の造語であり、IT業界を揶揄して、使ってきた言葉である。

IT投資と言うのは、不適正が生じやすく、失敗がつきものだ。ソフトウェアを自社の業務に活用するために、オリジナルで作成する。新進気鋭のスタートアップ企業が、ITプラットフォームの構築のために、ソフトウェアの仕組みを作る。あるいは、クラウド型のソフトウェア

もっとみる
IT活用のペースメーキングを続ける意味

IT活用のペースメーキングを続ける意味

今のように、IT活用やIT社会への適応が企業経営にとって不可欠な時代が来ると、30年ほど前に、誰が予想しただろうか?

私は、たまたま縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。20代の頃、つまり30年ぐらい前、ITという呼び名はなく、ビジネス界での主流は、OA化だった。オフィスオートメーションの略だから、とても分かり易いと思う。今は死語に近い。

この当時は、パ

もっとみる