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仕事は自分で創れ

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2020年12月の記事一覧

記録の時代の転職について考える

記録の時代の転職について考える

人生100年時代。
会社員で働くにしても、一生同じ会社で過ごす人がどれぐらいいるだろうか?

日本の終身雇用制はとっくに過去のものとなった。私が社会人になりたての頃はまだ、終身雇用制が存在した。
36年前の事である。
新入社員の立場では、実際に定年間際の人達との接点はほとんど記憶にないが、一生一つの会社で勤め上げた人が60歳定年の時代だった。

多分、その頃の人生は75年ぐらいではなかったか。実際

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三方良しは大事だが、それだけでは間に合わない時代

三方良しは大事だが、それだけでは間に合わない時代

売り手良し、買い手良し、世間良し。

余りにも有名な近江商人の商売哲学、経営哲学である。世間良しというのは、今どきで言えば、社会貢献だ。

最近では、これがさらに進化している。四方良しを唱っている人や企業は多い。
会社であれば、従業員が加わったり、家族やパートナーも加わったりだ。
中には、八方良しを提唱する人もいるようだ。

使い方は自由なので、気持ちさえまっすぐであれば、四方でも五方でも良いと私

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実はペースメーカーの商標持っています

実はペースメーカーの商標持っています

ペースメーカーと聞いて何を連想するだろうか?

ほとんどの人が、医療関係のペースメーカーを思い浮かべると思う。

実は、私の会社は20年近く前からペースメーカーの商標を持っている。
日本語に直すと、伴走する。と言う意味だ。

マラソンでペースメーカーの役割は大きい。
42.195キロのマラソンレースのスタート時点から一定の距離まで、ペースメーカーが伴走して、全体のスピード感やペースを誘導する。

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自然との調和を自然体で実現していこうと想う

自然との調和を自然体で実現していこうと想う

今年ほど、私自身、“自然との調和”を意識した年はかつてなかったと思う。

もちろん、最大の理由はコロナ禍に遭遇したことだ。生命の危機を感じると人間は自然回帰をする動物だと痛感した。いや、すべての生き物はそうだと思う。

自然回帰は、日本だけの事ではなく、世界共通の現象だと思うし、実際にベトナムやルワンダの現地法人の社員と接しているとそれを感じる。

私自身は、2年前から、グループ会社として自然産業

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エコシステムとエゴシステムの交錯

エコシステムとエゴシステムの交錯

最近、ビジネスや経済の世界で、エコシステムが流行っている。
もともと、生物学の用語で、生態系と自然環境の相互作用の中での調和という意味合いに捉えているが、この使い方はとても多様だ。

環境問題は言うまでもなく、リサイクル、人材活用、建築、ITでも色々なテーマでエコシステムが使われている。

例えば、新興国の人材活用をエコシステムで考えてみる。今、日本は新興国からの若手労働力で経済の基盤を支えてもら

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揚げ足取りが増殖しているように感じる今日この頃

揚げ足取りが増殖しているように感じる今日この頃

感覚的なものだが、
ネットも含めたメディアを通して世の中を見ていると、ちょっと、うんざりするぐらい揚げ足取りが多くなった。

こういう世界だけで日本人を見ていると、海外から称賛されている日本人の姿とは乖離している。

テレビ番組は今に始まったことではないが、最近は特に揚げ足取り評論家が目立つようになった。
それに輪をかけているのがネットの世界だ。

ネットは自由に個人が発言できる分、玉石混交の意見

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なぜ記憶より記録する方が価値が高いのか

なぜ記憶より記録する方が価値が高いのか

長いこと生きていると、人間の習性と言うか、人間の仕事や活動の特性やパターンが明確に見えてくる。
その一つが記憶によって人間の活動は成り立っているということだ。ほとんどの人が、何をするにしても記憶を頼りにする。

シニアになって、記憶機能に不具合が生じると生活も困難になる。
記憶は生きていくために不可欠なものだ。

一方で、私は仕事においては、創業時から
“記憶より記録”を推奨してきた。
そして最近

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シニアの取扱説明書は必要か

シニアの取扱説明書は必要か

最近、世間では書籍のトリセツが流行っている。
トリセツとは取扱説明書の略語である。

夫のトリセツ、妻のトリセツ、娘のトリセツ、家族のトリセツ、男のトリセツ、息子のトリセツなどなど。ざっと調べただけでも幾つも出てくる。

ここ最近の日本人の人間関係力の低下を反映していると言えば言い過ぎだろうか?
一方、出版業界の戦略と知恵も感じる。
流石、すぐにいけるネタを見つけてブームを作る。
ただ、このトリセ

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自分でやった方が早いは本当か、常に考えてみることが重要

自分でやった方が早いは本当か、常に考えてみることが重要

究極の選択と言う遊びが流行ったことがある。
人生を左右するほどの究極の選択は、映画や小説の世界でない限り、そうそう起こらない。

ただ、普段の仕事や日常生活でも些細な事でも究極の選択と思うほど、判断に迷う事は多々ある。実に人間は不思議な動物だと思う。

私は、仕事でもプライベートでも本当に判断できなくて、迷った時は、どっちでもよいと思っている。
本当に50対50であれば、判断がつきようがないので、

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今までの自分を捨てることはとても難しい

今までの自分を捨てることはとても難しい

先週の週末、私はいつも以上に、応援している女子プロゴルファーに注目していた。
昨年の全英女子オープンで優勝し、すい星のように現れにスターになった渋野日向子選手だ。

もともとプロスポーツを観るのはとても好きだ。

スポーツするのも好きなので、鑑賞するというのも趣味の一つでもあるが、それ以上に、一人のスポーツ選手の葛藤やスランプ、人生の浮き沈みを追っかけることに強い関心がある。どんな世界でもそうだが

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知られざる徳島の魅力を再発見

知られざる徳島の魅力を再発見

この週始めに、我がふるさと、徳島に訪れた。
ここ数年は、一年に2、3回の訪問だ。

もうこの年になると、正月やお盆の帰省と言う感覚はほぼない。
基本的に仕事があるから帰るというパターンだ。
もちろん、母親も健在なので、正直、年に数回は顔を見せたいという気持ちはあるが、頑張っても年3回、仕事とセットで帰れたらよいほうだ。

いつも一泊だけであるが、貴重な時間を有意義に過ごす意識が強くなる。だから、と

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つながりを活かす知的健康経営の勧め

つながりを活かす知的健康経営の勧め

会社経営は、大きく変貌できるか?
ビヨンドコロナが大きな試金石になるのは間違いない。

企業が変わる前に、世界の生活者が変わりつつある。
そして、社会が変わる。
社会に適応できない企業は生き残れない。
必然的に企業が変革する。
変革する企業だけが次の時代の経済メカニズムを担うことになる。

企業経営で、私が一番大切にしているキーワードは健全である。

儲けだけを優先してきた結果、大きな歪を生み出し

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セミナーで聞き手の顔を見ずに話することはなかなか難しい

セミナーで聞き手の顔を見ずに話することはなかなか難しい

最近、オンラインでのセミナーや研修が一気に増えた。
コロナ前からも、こういう世界は普通にあった。
呼び方は色々とあったが、いわゆるTV会議、Web会議が浸透しつつあった。オンラインセミナーで話することも一般的になりつつあった。

今、オンラインセミナーが初めての方に話しませんか?
と、お誘いすると反応は概ね2つに分かれる。

積極的な方は、やったことないけど、ぜひ。

そうでない方は、人の顔を見な

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ZOOMが変えつつあるオンラインビジネスの世界

ZOOMが変えつつあるオンラインビジネスの世界

昔、日本ではコピー機とは呼ばず、ゼロックスと呼んでいた。
少なくとも私はそうだった。

少し調べたらたらわかる事だが、ゼロックスはメーカーの名前に過ぎなかった。
ゼロックスのコピー機が席巻したのか?
マーケティングが秀逸だったのか?

実は、こういう話は世界中枚挙に暇がない。
例えばベトナムではホンダだ。ホンダがバイクの代名詞なのだ。
その理由は、ベトナムにいけばすぐわかる。

今、ZOOMが世界

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