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上野皓平さん(The songbards)コメント

これは僕たちが生まれるずっと前の、そしてずっと未来の景色。
考えても決して辿り着けない、心だけが覚えている場所のような気がしてなりません。
上野皓平(The songbards)

11月30日発売の僕の初めての画集「ここは知らないけれど、知っている場所」に向けてたくさんの方にコメントをいただきましたのでここではお一人ずつ紹介させてもらいますね。

上野くんと初めて会ったのは2019年の3月19日。代官山のWGTというライブハウスでライブペインティングでご一緒させてもらった。彼はソングバーズというバンドをしているのだけどこの時はギター一本の弾き語りだった。

僕は彼の声も性格もまっすぐな瞳も好きになったけれど何よりもその言葉にグッときた。とても繊細でそして選び抜かれた透明な言葉たち。その言葉たちがメロディに乗って空間に広がっていくのが見えるような気がした。

それから僕はソングバーズの曲を聴くようになりバンドとしても好きになった。サウンドとしては僕が青春時代に一番聞いていたUKロックに親和性が高い彼たちの音を僕が好きにならない理由なんてない。

そのあと彼は僕の個展に来てくれた。その日は人が少なくてほぼ貸し切り状態だったのだけど上野くんはじっと一人でとても長い時間絵を眺めていた。そんな姿が印象的だった。それは絵を眺めて旅をしているようだった。

そしてソングバーズがこの秋に出した3rd Mini Album「SOLITUDE」完全限定生産盤 の付録につくMaterial Book “LATITUDE”に上野くんの言葉にコラボで絵を描かせて貰った。それはライブとはまた違う嬉しいコラボだった。

今回、こうしてコメントをもらえたのも嬉しい。それも上野くんらしい特別繊細な思考と言葉で。上野くん、ありがとうございます。

近藤康平画集「ここは知らないけれど、知っている場所」
刊行/月とコンパス
特別寄稿 / 文月悠光(詩人)
装丁 / 坂川朱音
翻訳 / 岩渕デボラ
印刷 / サンエムカラー
製本 / 篠原紙工
箔押し加工 / コスモテック
4,700円 + 税 240 x 250mm 60頁 ドイツ装
ISBN / 978-4-909734-00-6

サポート本当にありがとうございます。サポートしていただいた分は絵の製作の助けとさせてもらい、よりよい製作に励みますね。