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台湾旅行記(2019年7月17日〜21日)①

なんとなく日記を書く。昔から日記を書くのが好きだ。今回の日記は今年の7月に行った台湾と台東と台北でのライブペインティングの旅。


僕は忘れっぽいから日記を書いておくと思い出せるから好きだ。

特にこの絵描きという仕事を始めてから、旅や非日常のイレギュラーのことが多い日が増えたからいろんな記憶や出来事が混じってしまうのだ。

そして記憶は混じってしまうとそれは手がかりのない硬いような柔らかいよう何か得体のしれないものになってしまう。

片栗粉を水に溶かすとこれ固体??これ液体??って不思議な気持ちになるんだけど、あれに近いかな。そんなことはないか。

とにかく思い出そうにもツルツルと滑ってしまう。だから日記を書く。別に思い出ささなくてもいいじゃんという話もあるけれど、それはちょっと寂しい。

今回はそもそろの最初の話は、7月18日にある台湾台東の都歴で開かれるミュージックフェスティバルでバライ君のライブを聴きたいなぁと思ったからだった。

(後から知ったけれど都歴というのは台東から割と遠くてバスで1時間以上かかる感じだった。それでそのバスというのがほとんど出ていないっぽくて、そのフェスがあるときは臨時るのシャトルバスが出ていた・・・ということは台東に向かう当日の列車の中で僕は知った。。。)


バライ君というのは台東に住む先住民族がルーツのミュージシャンだ。年は僕よりちょっと下で民族音楽とロックやレゲエなどが混じったとても素敵な歌を唄う。聴いていると雄大な気持ちになる。

僕が彼に出会ったのは今年の春だった。僕は台湾にライブペインティングのツアーできたのだけどひょんな事からそのツアーの後半がなくなってしまった。それで時間ができた僕は台東に行くことにしたのだ。 

そして台東に僕が行くことを知った台北月見君想のゆき君が「康平さん、台東に行くならバライに会ってみたらいいですよ。紹介しますよ」とバライ君に連絡を取ってくれたのだ。

それで台東からバスで40分くらいの時にある都蘭というバライ君が住んでいる街で僕はバライ君に会った。 


バライ君の最初の印象は「目が綺麗!!!」ということと「すごく静かな話し方をする!!!」ということで、そして別れ際に思ったのもやはり「目が綺麗!!」とその静かな話し方だった。ちょっと照れたように笑うのも好き。

お昼に会って少しお話をした後、僕は一人で海岸を散歩した。そして夜にまたバライ君に会ってちょうど地元のミュージシャンがやっているライブをビールを飲みながら聴いた。焚き火が綺麗だった。

時々バンドの音楽に合わせてバライ君は口ずさんでいたけれど、いい声だった。


僕はバライ君と台東が大好きになっていた。

 

そしてその時バライ君から7月18日のライブのことを聴いたのだ。「ちょうど満月の時に開かれる音楽祭でね。その会場は小高い丘になっていて海が見えるんだよ。その海の上に満月があるんだよ。すごい綺麗だよ〜〜」とバライ君は教えてくれた。


それはすごく良さそうに思えた。それで日本に帰ってからしばらく行くか行かないか迷っていた。

迷っていた理由の一つはちょうどその期間は僕は個展の期間中で在廊もしたかったからだ。それに父さんの具合も気になった。

 

でも、今回は何か強く惹かれるものがあって諸々調整して行くことにした。

すっごく迷っている感じもするけれど割と決断は早かった。もともと僕は悩むのが好きではない。悩むのを避けるのだ。

例えばなんでもいいけれど、例えば冷蔵庫を買うとして選択肢は無数にあるような気がする。値段や性能や見た目などの組み合わせで一番いいのはどれだろう?とすごく悩んだり、たくさん調べて正解を出すこともできる。

しかし僕はこの悩むのが嫌いというかできないんだなぁ。。。生まれ持っての性格か。

ほぼ直感というか、直感という大げさなものでもなく、最初に出会ったので、これでいいかと買ってしまう。

それであぁ、悩まないで済んでよかったなぁと思うのだ。

選んだ方を楽しめばいいかと考えているのだ。

いや、考えてもいない。そういう性格なのだ。

誰に似たんだろ。母さんかな。

母さんも買い物の決断がめちゃくちゃ早かった。


・・・・と脱線ばかりの話をして今日の日記は終わり。旅の初日にも辿りつかず終わり。


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