粉雪

大切なものがだんだん減っていくのをため息をつきながら眺めている日常

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大切なものがだんだん減っていくのをため息をつきながら眺めている日常

記事一覧

夜明け

粉雪
5年前
8

私に足りないもの

何が足りないって犬成分が足りていない。 2017年に犬(小夏)が死んでしまってから自分でも「これは危険な考えかただ」と思うようなことばかりが頭から離れず、思わず手を…

粉雪
5年前
8

高い場所に

粉雪
5年前
6

怪しい雲

粉雪
5年前
1

夕暮れ

粉雪
5年前
6

夏の終わり

粉雪
5年前
6

久しぶりの洞爺湖温泉

どなたかのInstagramを見て全部の彫刻を見て回りたいと思っていた。 たまたま洞爺湖温泉に宿泊する機会があり、少しだけ芸術に触れてきた。 タイトル画像は「月の光」 …

粉雪
5年前
1

インパクト大

粉雪
5年前
5

お盆過ぎから冬が始まる

北海道ではお盆が過ぎたら、ストーブ、冬タイヤ、除雪機、シチューなんかのCMが解禁になるよ。扇風機回しながら「今年で4年目だから今年こそ冬タイヤを買い換える!」なん…

粉雪
5年前
10

デジタルな忘れもの

そういえば、別れの言葉を残したり残さなかったりで、ぱったりと更新をやめたあの人は今どうしているのだろう… と、いう「あの人」を私は5人くらい気にかけている。 ブ…

粉雪
5年前
3

秘密の場所

粉雪
5年前
7

ノラニンジン

粉雪
5年前
5

月命日

今月も11日がやってきた。 2017年は7月、8月と世の中で何が起こっていたのかほとんど記憶にない。 毎日光があふれる中でひたすら寝ていた小夏ばかりが印象に残っているの…

粉雪
5年前
4

夕暮れ

粉雪
5年前
4

しょくばのかいだん

結婚当初に夫から聞いた話です。 20代前半、夫は金属の加工工場に勤務していました。広い作業場で遅くまで働いたそうです。 外が暗くなった頃、同僚たちは夕食や休憩で作…

粉雪
5年前
3

小夏のユリ

粉雪
5年前
5
私に足りないもの

私に足りないもの

何が足りないって犬成分が足りていない。

2017年に犬(小夏)が死んでしまってから自分でも「これは危険な考えかただ」と思うようなことばかりが頭から離れず、思わず手を止めて

いかん、いかん、とため息をつく毎日。

様々な症状に悩んでいたこともあり更年期外来へ行ってみた。足りなくなっていたのは犬成分だけでなくエストロゲンもかなり不足していた。

心療内科併設なので、正直に「たまに死にたくなる」と打

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久しぶりの洞爺湖温泉

久しぶりの洞爺湖温泉

どなたかのInstagramを見て全部の彫刻を見て回りたいと思っていた。

たまたま洞爺湖温泉に宿泊する機会があり、少しだけ芸術に触れてきた。

タイトル画像は「月の光」

これを見たいがために来たようなものだ。

でも、どうして月の光なのかわからない。

芸術家の閃きとセンスがないから仕方ない。

もしかしたら夜に見たら月明かりの中でどうにかなるのかもしれない。

近くには「Muse」

犬を連

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お盆過ぎから冬が始まる

お盆過ぎから冬が始まる

北海道ではお盆が過ぎたら、ストーブ、冬タイヤ、除雪機、シチューなんかのCMが解禁になるよ。扇風機回しながら「今年で4年目だから今年こそ冬タイヤを買い換える!」なんて家族会議もやる。

北海道の美幌生まれの私は北海道以外で生活をしたことがない。正直に言うと北海道以外で暮らしていける自信もない。だって暑いんだもん。

暑さは天敵。

じーさんは街へ働きに行くので毎日の雪かきは概ねばーさんの仕事だ。ばー

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デジタルな忘れもの

デジタルな忘れもの

そういえば、別れの言葉を残したり残さなかったりで、ぱったりと更新をやめたあの人は今どうしているのだろう…

と、いう「あの人」を私は5人くらい気にかけている。

ブログもInstagramもTwitterも何年も前に時間は止まったまま。ページやアカウントはそのままあるけど「中の人」が見当たらない。

あの頃幼かった彼女は。

年老いているはずの愛犬たちは。

新天地を求めて北海道を去ったあの一家は

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月命日

月命日

今月も11日がやってきた。

2017年は7月、8月と世の中で何が起こっていたのかほとんど記憶にない。

毎日光があふれる中でひたすら寝ていた小夏ばかりが印象に残っているので雨の日は少なかったかな、とか、エアコンを使わなかったので暑い日は多くなかったかな、というような記憶だけ。

来月の11日が来ると2年になる。もう触れなくなってから2年。

今も変わらず愛してるよ。

しょくばのかいだん

しょくばのかいだん

結婚当初に夫から聞いた話です。

20代前半、夫は金属の加工工場に勤務していました。広い作業場で遅くまで働いたそうです。

外が暗くなった頃、同僚たちは夕食や休憩で作業場を離れ、作業場にはまだ新米だった夫がひとりで作業をしていたそうです。

そこに「あのー、ハシモトといいますが、Mさんはいませんか?」の声。

振り向くと知らない人が出入口からひょろっと顔を出してたそうです。「Mさんは食事かなー、呼

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