2020年8月1日

 昨夜も夜鳴きなし。6時半にくんくんいう声で目をさます。少し置いて(鳴けば来ると思わせないため)フード。カリカリを朝80と夕70、いずれも順調に完食。フードのあとトイレに行くか見定めてそのあとリビング放牧タイム。
 夜間のトイレは成功、その後は成功せず。私が部屋にいないほうが成功するのかもしれない。成功したらすぐにほめるのがトレーニングの基本なんだけど、夜間だとほめられなくて困る。初日は目の前で大成功だったのに。でもそういうことは考えてもしかたないので、「できたときにほめる」だけをやることにする。そもそも思ったよりずっとずっとよくできているのだ。

 睡眠状況は劇的に向上した。朝の放牧タイムのあとすぐに寝る。昼下がりもけっこう寝ていた。土曜日なので私も一緒に昼寝した。それぞれケージとソファでだけれど、これはもう「一緒に昼寝」ということでよろしかろうと思う。寝る姿勢も早々に手足を投げ出すなどリラックス感が高まっており、とてもうれしい。基本ずっと寝ているのがこいぬというものである。

 スティック型掃除機はめちゃくちゃ嫌われていたので、今日の掃除にはロボット型掃除機を使ってみる。ぜんぜん怖がらなかった。首をかしげて見たあと、あまり気にせず遊びはじめた。しまいには稼働している横で寝ていた。ほっとした。ロボット型が使えるなら私だってそのほうが楽なのだ。
 それにしてもスティック型掃除機の何がそんなにいやなのだろうか。音はロボット型とたいして変わらない。あの形がいやなのか。

 私が掃除以外の日常動作をしているときのこなつの反応は以下のとおり。

 洗濯物を干す、とりこむ、たたむ →いずれも好き。しっぽを振って見ている。
 段ボールを開梱してたたむ →小さめの箱なら好き。大きい箱を持って立ち上がるとちょっとひるむ。
 飲食 →  興味なし。
 PC操作 → 興味なし。打鍵音にもまったく反応しない。
 着替え → 凝視。ちょっと楽しそう。
 通話 → 興味なし。
 オンライン会議 → 私が話していないときには興味なし。

 布など薄いものがひらひらしているのが好きなのかもしれない。ペットシーツをぐちゃぐちゃにするのもそのせいか。

 かかりつけにするのによさそうな動物病院に電話をする。よさそうというのは「徒歩圏内で、普通の治療はひととおりやってくれるだけの規模があり、難しい病気の動物を対象にする大きな専門病院ではなく、口コミも悪くない」というくらいである。予約制ではなかったが、ワクチン予定ということで飼い主と犬の名前を控えてくれた。あと10日ほどでワクチンを打つことになる。

 そうなるとワクチンの前にシャンプーが必要である。ブリーダーFさんによれば、こなつはうちに来る前にシャンプーをしてもらったという。子犬はだめなのかと思っていたが、単にワクチン接種からあいだをあけなければならないということのようだ。ワクチンはひと月ごとくらいにやるもので、犬のシャンプーは月に1、2回だから、タイミングを逸するとワクチン完了までシャンプーなしになる。それはちょっときつい。

 しかし、ワクチン前にいきなりシャンプーという展開は避けたい。どう考えてもびっくりするだろう。うちの風呂場に少しずつ慣れてもらったほうがいい。トイレトレーニング中だから、そのうち足を洗う必要にせまられることもあるだろう。
 そこでこなつに風呂を見せ、ぬるま湯を2センチほど張った浴槽に足をつけてもらった。抵抗はしなかったが、憮然としていた。避けて通れないことはなんとなく理解しているものらしい。騒がないので助かった。濡れた足も素直に拭かせてくれた。来週はゆるく出したシャワーを足先にかけてみよう。

 キャリー散歩ではあきらかに「出たい」という意思表示をした。騒ぐことはなかったが、ふたの留め具の裏をがりがり噛み、スリットを前足でかりかりひっかく。九月まで出られないのだよと私は言い聞かせる。
 公園では毎回誰かしらがこなつをかまってくれる。キャリーのスリットの向こう側からだが、いろんな人に接する必要のある「社会化期」のこなつにとってはありがたいことである。今日は上品なおばあさんがかまってくれて、「元気で大きくなってね」と言ってくれた。私はこなつに言う。よろしいか、こなつ。世界にはいろいろな人がいます。だいたいやさしいから心配しなくていい。やさしくない人には会わせないから。犬だからそれでいいのです。

 昼間、一度こなつがなにごとかを訴えかけるように「しゃべった」。鳴くというほどの声ではなく、私の目を見たままいろんなバリエーションでうにゃうにゃ声を出し続けるのだ。あれはなんだったのだろう。犬語かしら。わからないけど真剣に聞いてうなずいておいた。

 大きな声での無駄吠えや要求吠えはほぼしないので、叱る必要はなかった。甘噛み(とくに放牧中、人間の足に執着する)を注意するだけでよかった。なんという飼い主孝行のこいぬだろうか。

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